【子ども記者通信】地域と病院の良い関係(船橋小学校 元橋 眞子さん)

私は、夏休みに板倉病院のメディカル体験に行きました。そこでは、普段なら立ち入れないところに入れたり、実際に使っている機器に触れたりすることができ、とても楽しく充実した時間を過ごすことができました。そこで、なぜこんなに大変なことを無料でしてくれたのかを板倉病院の梶原崇弘院長にお手紙で尋ねることにしました。
板倉病院は、まず病院を知ってもらい、地域の皆さんの身近な存在になることで、日頃から親しみのある病院として職員の業務への理解や共感を持ってもらい、不調を感じたときに、すぐに受診しやすい環境を整えることを目指しているそうです。船橋市ではかかりつけ医から、板倉病院のような二次医療圏、船橋市立医療センターのような三次医療圏が協力し、日々64万人にのぼる市民の健康を支えています。そして、予防から治療、退院後まで隙間なく支えられる環境、つまり「シームレスな医療体制」を構築しています。人と人とが思いやりを持ってコミュニケーションを取り、支え合える地域を理想とし、このように地域・市民と一緒に作り上げていくことが使命と考えていて、地域が病院を作り、病院が地域を作るような関係を作る取り組みの一つとして、今回私が参加したメディカル体験が行われたのです。
開催の4カ月も前から準備をしてくださった病院スタッフの皆さんの感想も尋ねました。
「通常の業務を行いながらの準備はとても大変でしたが、参加してくれた皆さんの喜んでくれている様子や、真剣な表情、笑顔を見ることができて、頑張ってよかったという思いと、自分の仕事に対して改めて使命感をもって取り組む気持ちが強くなりました。いのち・健康の大切さを学んでくれたり、将来医療従事者を目指してくれたりする子がいたら嬉しく思います」と仰っていました。
メディカル体験に参加できて、板倉病院が地域との関わりを大切にし、支え合える地域を理想としていることが分かりました。これからも私たちの身近な病院であってほしいです。
(令和5年12月17日投稿)
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