【子ども記者通信】心も体も癒す場所!カフェコッソリ(高根台中学校 吉田 琴音さん)

更新日:令和6(2024)年11月26日(火曜日)

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吉田琴音

 9月26日オープンした、高根木戸駅から徒歩約7分のところにできた「カフェコッソリ 」にインタビューしました。
 店内は明るく、木陰のような居心地のよい雰囲気で、内装もとてもおしゃれです。「引きこもりが本気で心と向き合ったらこんな社会貢献のお店ができました!」とインパクトのある看板を掲げたこのお店は、看板通り、過去に精神疾患を患っていた3人のスタッフで運営しています。
 店名の由来は“共に”という意味の「Co」イタリア料理のベースとなる「Soffritto」から「コソフリット」を省略したもので「この場所で集まっていろんな出会いとつながりを持って可能性を広げていける場所にしたい」という願いが詰まっています。
 なぜこのようなお店を開こうと思ったのか、店長の“のんさん”こと山中希望さんに話を聞きました。元々“のんさん”も不登校で、カウンセリングに行くのはハードルが高いですが、気持ちを誰かに伝えたいと感じていた時に救われたのがカフェでした。カウンセラーの資格を取り、仲間が集まって経験をシェアできる場所を提供したいという一心で、お店をやろうと決心したそうです。
 「普通にカフェ来て、普通にお茶して、スイーツ食べて、話ができるカフェを作りたい」と語ってくれました。
 “なびさん”こと川奈部大樹さんはラテアートの達人で、お店で提供されるコーヒーやラテに、可愛く素敵なラテアートを追加してもらうこともできます。(2Dで+100円、メッセージ入りで+150円、3Dで+200円)
 決まったアートのほかに、お客さんのリクエストに応えることもあるそうで、私自身も一杯注文したのですが、ラテアートが可愛すぎてなかなか飲み進められませんでした。
 “なびさん”も過去に統合失調症を抱えており、日中一時支援事業所であるララホームで症状が改善した後、ラテアートと出会い修行をしたと話してくれました。
 “なびさん”は、コーヒーが飲めずカフェインが苦手な人にも、このカフェでラテアートを楽しんで癒されてもらいたいとして、チョコラテや抹茶ラテも提供しています。
 このカフェでは、他にもヴィーガンの人にも楽しく同じ食事を楽しんでもらいたいという想いで、動物性の食材が一切使われていません。モーニングをやっているお店が近くにあまりないということもあり、モーニングもやっていますが、モーニングのお客さんはまだあまり来ていただけていないとのことなので、今なら古参で常連になれるチャンスだと思います。値段もバリエーション豊富な中で平均500円前後と安く、気軽に通えます!
 お子様連れの方にも楽しんでもらえるようにと、店内奥には子ども達が壁に描いて遊べるフリー黒板のスペースもあったり、子ども食堂の制度を取り入れた「タダ飯サポーター制度」で、2,000円で1枚、5,000円で3枚、1万円で10枚食事券を発行できるサービスもあったりと、他の飲食店とは全く違う、色んな方面に優しい夢のようなカフェになっていました。今後季節ごとのイベントやラテアート体験、カウンセリングをメニューに入れて気軽に相談できる環境をもっと整えていきたいと話してくれました。
 こういった取り組みのお店が他にも少しある事は知っていましたが、まさかこんなに身近な場所にお店ができるとは思っていませんでした。最初は少し不安でしたが、入ってみるとお店もご飯も人も温かく、今まで入った飲食店の中で1番素敵だなと思えるお店でした。
 営業時間が10時から16時までで、定休日が月・火曜日と学生の私は土曜日と日曜日しか入れる日はありませんが、友達も誘って通いたいと思います。こんな素敵な場所がもっといろんな人に認知してもらえたらいいなと感じました!
 心に悩みを抱えた人だけでなくおしゃれなお店に行ってみたい人、家族連れの人など誰でも大歓迎!ちょこっと誰かとお話をしたい時、ふらっと立ち寄って楽しくお茶ができる、カフェコッソリ に皆さんも行ってみませんか?

(令和6年11月5日投稿)

カフェ 従業員
  ▲カフェコッソリの外観     ▲左→のんさん 右→なびさん

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