【子ども記者通信】ありがとう新京成電鉄(大穴北小学校 飴谷 舜平さん)

更新日:令和7(2025)年5月9日(金曜日)

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大穴北小学校 飴谷 舜平

 令和7(2025)年4月1日から新京成電鉄は京成電鉄松戸線になりました。ぼくは松戸線のそばに住んでいます。家族で出かけるときも、習い事に行くときも、いつも松戸線を利用しているので、とても身近で親しみのある鉄道です。そんな大好きな松戸線(旧新京成線)の歴史を調べてみました。
 松戸線(旧新京成線) は、もともと旧陸軍の鉄道連隊が演習に使用していた路線でした。第二次世界大戦後、昭和22(1947)年に、新津田沼~薬園台間で開業しました。その後、少しずつ延伸し、昭和30(1955)年に京成津田沼~松戸間が開業しました。松戸~上本郷間は全くの新線だったので、台地を切り崩す工事が行われました。今の沿線は畑や住宅街が広がっていますが、開業当時は駅周辺の道路は未舗装のところが多く、雨などで道路がぬかるみ、乗客は長靴で駅まで来て、駅で靴に履き替えていたそうです。そのため、主要な駅には下駄箱が置かれていました。昭和30年代以降、沿線には常盤平や高根台、習志野台などで団地が建てられたことで、乗客が増え、複線化が進められました。昭和50(1975)年には、京成津田沼~新津田沼を除く全線で複線化が完了しました。
 また、昭和28(1953)年~昭和43(1968)年まで、前原駅と新津田沼駅の間には藤崎台駅(開業当時の駅名は新津田沼駅)がありました。前原から京成津田沼までのルートが変更されたことにより、現在、藤崎台駅は廃止されています。ほかにも、常盤平駅は開業当時、金ヶ作駅でしたが、常盤平団地ができたことから、駅名が変わりました。初富駅も、開業当時は鎌ヶ谷初富駅でした。
 昭和54(1979)年に北総開発鉄道(今の北総鉄道)の小室~北初富駅間が開通すると、北総開発鉄道と松戸の間に相互直通運転が行われ、平成4(1992)年に新鎌ヶ谷駅が開業するまで続きました。昭和30(1955)年に取りやめになって以来、実施してこなかった京成千葉線への直通運転が平成18(2006)年に再開されました。今は日中の一部の時間帯は、千葉中央駅まで乗り換えせずに行くことができます。
 松戸線は現在、松戸駅でJR常磐線、八柱駅でJR武蔵野線、新鎌ヶ谷駅で東武アーバンパークライン、成田スカイアクセス線、北総線、北習志野駅で東葉高速線、新津田沼駅でJR総武線に乗り換えが可能となっており、とても便利です。
 平成14(2002)年~令和元(2019)年には、鎌ケ谷市内連続立体交差事業工事が実施されました。鎌ヶ谷大仏駅~くぬぎ山駅間が高架化され、交通渋滞が緩和されています。
 今回、ぼくが調べたのは、松戸線になる前の新京成電鉄の長い歴史のうちのほんの一部ですが、こんなにもいろいろなことがあったんだなと思いました。新京成電鉄が進化し続けてくれたおかげで、ぼくたちは便利な生活を送ることができているのだと思います。これから京成電鉄松戸線になって、どんなことが起こるのかなと思うと、わくわくします。新京成電鉄、78年間ありがとう。そして京成電鉄松戸線、これからよろしくお願いします。

(令和7年3月31日投稿)

電車
     (ぼくが撮影した新京成電鉄)

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