【子ども記者通信】新京成電鉄が・・・なくなる!?(八木が谷小学校 萩原 彩佳さん)

千葉県北西部を走る新京成電鉄をご存知ですか?新京成電鉄は今年で設立79年目と長い歴史を持ち、松戸から京成津田沼までの全長約26.5km・24駅を結ぶ路線です。船橋市内では、9駅もあります。
私は普段から新京成電鉄に乗っており、一番利用している親しみのある路線です。そのため、新京成の電車について興味を持ち始め、知りたいことがたくさん出てきたので新京成電鉄本社にインタビューに行きました。そして、新京成電鉄広報課の河原さんと平出さんにいろいろなお話を聞いてきました。
まず、シンボルマーク・コーポレートカラーについてです。コーポレートカラーとは、企業や団体等の組織を象徴する色のことです。新京成電鉄では、2014年にジェントルピンクとニューマルーンという濃いめのピンクと、濃いめの赤がコーポレートカラーに、ゆるやかなカーブを描いたステップマークがシンボルマークに採用されました(※図1)。このカーブから、新京成電鉄の線路はゆるやかなカーブが多くあることが分かります。また、ジェントルピンクとニューマルーンの色は、社内ワーキンググループが約1年間かけて決めた色だそうです。
次に、新京成電鉄の駅名にある数字の由来についてです。初富(1)・ 二和向台(2)・三咲(3)・五香(5)・八柱(8)と、新京成電鉄には数字がつく駅が5つあります。「千葉県内には、明治初期に行われた開墾地(山林や原野を切り開いた土地)が13カ所あり、そのうち4つは新京成の駅名の由来となっているそうです。
ですが、実は、新京成の八柱駅は、開墾地由来ではなく、8つの村が合併して作られた村ということが駅名の由来で、開墾地由来の地名は、八街だそうです。ちなみに、新京成の駅名にないほかの地名は、豊四季(4)・六実(6)・七栄(7)・九美上(9)・十倉(10)・十余一(11)・十余二(12)・十余三(13)と県内各地にあります。
最後に、会社として一番大切にしていることをお伺いすると、「安全」と仰っていました。乗客の命を預かり、駅から駅まで安全に運ぶことはすごく大変なことなのですね。また課題を聞いてみると、令和元年12月 から新型コロナウイルスが流行り、現在もコロナ前と比べると利用客が増えないのが現在の課題とのことでした。そのため、駅周辺で行われているイチゴ狩りやモモ狩り、ブルーベリー狩りなどのポスターを車内広告やチラシを駅に置き、新京成電鉄を利用して楽しんでもらうなどの工夫をしているそうです。インタビューをした7月は、モモ狩りをやっているそうです。新京成電鉄を利用して、家族みんなでもぎたての果物を食べてみませんか。
そんな市民に親しまれている新京成電鉄ですが、2025年4月に親会社の京成電鉄に属することになり、「京成松戸線」として運行されることになります。親しまれているシンボルマークやコーポレートカラーも徐々に減っていき、京成電鉄の赤と青のカラーになるそうです。
最後の一年間の「新京成電鉄」。皆さん、新京成電鉄をたくさん利用してみませんか。きっと「まいにち、ちょっと、新しい」発見が見つかりますよ。
※図1→https://x.gd/caLWptより

インタビュー中の様子

話を伺った平出さんと河原さんと私
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