【子ども記者通信】国と国をつなぐ「にじいろルーム」(若松小学校 髙木 結子さん)

更新日:令和6(2024)年10月4日(金曜日)

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若松小_髙木結子さん

 皆さんは、「国際理解」について考えたことはありますか。私の通っている若松小学校は、国際理解教育研究指定校です。外国の遊びに親しむことができる「ワールドフェスティバル」を開催したり、校内に外国の言語・食文化に関する掲示物を掲示したりと国際理解を深める活動をしています。今回は学校内に設置されている「にじいろルーム」について紹介します。
 若松小学校には、外国人の新入生や転入生が多くいます。中には、日本語が話せない子どももいます。「にじいろルーム」は、そのような子に日本の文化や言葉について教え、日本語で授業を受けられるようにお手伝いをする場所です。また、日本の学校に慣れ、みんなと過ごしやすくするための工夫や支援もしています。
 その「にじいろルーム」について先生にお話しを伺ったところ「若松小学校の子ども達や先生は国際理解に一生懸命取り組んでいてすごいと思います。外国と日本では生活様式が違うことが多いので、言葉選びや接し方など、どうしたら安心して学校生活が送れるか考えるのが難しいですが、うれしいこともたくさんあります。昨年のワールドフェスティバルは外国の子どもを中心に、楽しみながら交流する姿を見ることができました。他にも、初めは不安そうに若松小学校に来た外国の子どもが楽しそうに学校生活を送っているのを見るととてもうれしいです」と笑顔でお話ししてくれました。
 もともと静かな性格だと思っていた外国の子どもが、母国語でスラスラ話している姿を見たとき、本当はもっと明るい子なのかもしれないと気付かされました。日本に馴染めていないのだとしたら、もっと日本に馴染めるようにたくさん話しかけることが、私たちにできる国際理解なのかなと実感しました。

(令和6年9月16日投稿)

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