新着情報(平成29(2017)年2月)

2017/02/14

平成29(2017)年2月14日

 女子チーム、船橋を制す! 市小学生駅伝大会  

 2月4日(土曜日)、船橋市小学生駅伝競走大会が市運動公園内周回コースで行われ、本校男子チームは29位、女子チームは53校中、輝かしい優勝を成し遂げました。

 インフルエンザの流行で各チームともベストの状態で出走することが厳しい中、七林チームは全員元気に、冬休み明けからの練習の成果を存分に発揮し、素晴らしい走りでたすきをつなぎました。女子の優勝は、20年度、22年度に続くものです。

ゴール 女子チーム

 

選手感想

 本番、スタートラインに立った時、とても緊張しました。でも、ピストルの音が鳴っていざ走り始めると緊張なんて吹き飛んで、精一杯走りました。

 みんなでとった「優勝」、これは、先生から教わったり、家族の応援があったりしたからこそのことだと思います。ありがとうございました。  松井 愛珠美(1区6年生)

 

 

 練習では、毎日本番と同じ距離を走りきつかった。けれど、その練習のおかげで1区で良い走りができたと思う。途中、疲れてペースが落ちてしまった。たすきをつなげなければならないと思い、ペースを上げることができた。29位という結果だったが、努力して下級生の人たちにこの順位を上げてほしい。そして、自分は中学校で頑張りたいと思う。 奈喜良 祥(1区6年生)

ゴール
ゴール
女子チーム
女子チーム
表彰
表彰

2017/02/08

平成29(2017)年2月8日

 七林小学校保護者会主催 「野田佳彦 前内閣総理大臣 講演会」を開催しました

  去る1月18日(水)には、元保護者である、前内閣総理大臣の野田佳彦氏を講師に、保護者会主催の高学年への講演会が行われました。

 当日は、4・5・6年生と80名余りの保護者・地域の皆様にも参加頂きありがとうございました。政治家という職業がどんなものかというお話から入り、「夢」と「志」の違いを諭され、「素志貫徹」の言葉とともに、「志を成し遂げるには、常に諦めないで努力を継続することが大切であり、続けることで運もついてくる。」と、自身の体験談を交えながら非常にイメージしやすい語り口で児童一人一人の心に響く45分間だったと思います。

 少し遅くなりましたが、講演会の様子や講演の内容を掲載いたします。ご覧ください。

会場次第 野田氏1野田氏3野田氏2

お礼の言葉お礼の言葉2篠原会長

講演の内容

                               

 七林小学校の皆さん、こんにちは。今日は「志」というテーマにて、お話しをしたいと思います。

 私の自宅はこの七林小学校のすぐ近くです。子供の頃から住んでいて、この七林小学校が出来る前には、ここには町工場があって、私のお母さんがこちらで働いていました。私には25歳と22歳の子どもが2人いて、2人共七林小学校でお世話になりました。そして、2人共運動会で応援団長を務め、私も普通のお父さんと同じように、運動会の場所取りをして、ビデオを回し応援しました。ですから、私にとって七林小学校はとても身近な存在なんです。でも、私が子どもの頃はまだ七林小学校はありませんでしたから、薬円台小学校をでて、中学校は二宮中学校まで通っていました。当時は広い学校校区であったので、多くの子供達が集まっていました。その時にご一緒したのが、校長先生の鈴木先生なんです。だから私と鈴木先生は同級生です。鈴木先生とのご縁があって、こうして今マイクを握るご縁を頂きました。

 ご紹介の中で、いつ国会議員になったのか等おっしゃって頂きましたが、政治家って皆さん何か分かりますか?政治家は法律を作る、ルールを作るのが仕事です。ルールがないと世の中メチャクチャになっちゃうんですよね。皆さんは朝、顔を洗ったり、歯を磨いたりしますよね。蛇口を捻った時に綺麗な水が流れるように、水質の管理をしているのが水道法という法律です。朝ごはんを食べますよね。賞味期限が切れた物を食べたらお腹が痛くなりますから、食品安全衛生法という法律で安心した食べ物を食べられるようにするんです。ごはんを食べながらNHKとか他の民放のテレビを見ていたんじゃないですか?テレビは質の悪い番組を放送しないように放送法という法律があります。というように、世の中何でもルールがあるんです。ルールが無くて、何でも自分勝手にやってしまうと社会は混乱をしてしまうんです。ですからルールを作って世の中を良くしていくのが政治家であり、国会議員の仕事なんです。ルールを作るだけではなくて、信号機を作ったり、橋を作ったり医療や障害者の皆さんの為の福祉だとか、色んな事を政府はやらなくてはなりません。ただではできませんから、皆さんから税金を頂戴して様々な事業を行うという風に、税金の使い道を決めるのも政治家の役割なんです。政治家の中には国会議員の他に、県の暮らしを良くする為にルールを作って予算を決めていく県会議員、船橋市の中でルールを作って、市の中での税金の使い道を決めていく市会議員があります。国と県と市で分かれているんですね。これを全部合わせて政治家と言いますけれども、私は県の仕事をした後に国の仕事をするようになりました。

 国の仕事をする中で、1人だけ内閣総理大臣になる事ができます。内閣総理大臣は国会議員の投票で選びます。内閣には他にもいっぱい大臣がいるんですね。道路や橋を作る国土交通大臣、皆の教育の為にいるのは文部大臣、外国の国と仲良くするのは外務大臣。その中で色んな大臣に任せながらも、全てに責任をもって指導力を発揮するのが、内閣総理大臣になります。

私はそういう役割を果たさせて頂きましたけれども、政治家になるにはどうしたらいいか。選挙というのがあって、投票用紙にこの人がいいと名前を書いてもらわなければなりません。18歳になれば、投票用紙にこの人がいいなと、名前を書いて投票する事ができます。25歳になると政治家になろうと立候補ができるようになって、当選する事ができたら政治家になれます。私は県会議員を2回、国会議員を7回、皆さんのおかげで当選させて頂きましたが、初めて出た選挙では落ちているんです。船橋市立薬円台小学校の児童会選挙です。当時は、6年生のどのクラスからも1人ずつ選挙に出て、全校児童で投票をするんですけれども、立候補する人は全校集会で演説をするんですが、私はそこで大失敗をしてしまうんですね。名演説をする子、イケメンな子が出てくる中で、演説は出来ない、見た目も大したことのない野田佳彦君の番になった時、嫌々選挙に出させられて嫌々しゃべったら、声がひっくり返ってすっとんきょうな声になったんです。丁度声変わりの時期で、無理やり大きな声を出そうとすると、変な風になってしまい、全校生徒に笑われたんです。非常に傷つきまして、それが私の中でずっとずっと心に残ってしまいました。それがどうして皆の前でしゃべるような政治家になったのか不思議ですよね。しゃべるのが苦手であったから、二宮中学校へ行った時も船橋高校へ行った時も、私は無口でおとなしい少年だったと思うんですね。だけど大学に入る時、なぜか政経学科、政治経済を勉強する学部の政治学科に入るんですね。なぜかそれに憧れてしまったんですね。その頃はお金を沢山使って政治家になる人や、あるいは政治家になってからお金儲けをする人がいて、お金にまみれたスキャンダルが多かったのが高校生の頃で、そういう政治を正していかなければならないなと思って、私はしゃべるのは苦手だけれども、物を書いて政治を良くして世の中を良くすることは出来るだろうと思って早稲田大学の政経学部に入って、政治に関する記事を書いて世の中を良くしようと思ったのが最初の「志」です。「志」と「夢」って違うんですよね。「夢」というのは有名になりたいな、お金持ちになりたいな等自分の事だけ。「夢」をもってもいいですよ。アイドルになりたいとか、サッカー選手になりたいとか「夢」を持つことはとてもいいことです。でも「夢」で終わってはいけないんですね。その中に少しでも世の為人の為に役に立ちたいというのが「志」なんですね。「夢」は個人的です。仕事を通じて少しでも世の中の為に働きたいなと思えば、それは「志」です。お花が好きだから、お花屋さんになりたいな。それは「夢」です。お花を沢山売る事によって皆の笑顔がみたいなと思ったら「志」なんですよ。是非「夢」をもって、それを「志」まで高めて頂けたらいいなと思います。

 私が大学生の頃は、記事を書いて世の中を良くしようという小さな「志」をもっていました。大きな「志」は「大志(たいし)」というんですね。この頃はまだ「大志」までいかない。大学を卒業する時に松下幸之助という方が松下政経塾というのを作る事になりまして、この塾に応募して入ったのが政治家になるきっかけになったんですね。松下政経塾というのは、旧松下電工、今のパナソニックという大企業を作った松下幸之助さんが、世の為人の為に働く人材を作ろうとして開いたものです。経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんという人は、体が弱く病弱だったんですね。どんな仕事をするにも体が丈夫な人がいっぱい仕事ができると思うじゃないですか。松下さんは体が弱くて病気ばっかりしているから、自分じゃできない事がいっぱいあるから、色んな事を人にお願いして経営をするんです。最初は奥さんと義理の弟さんの3人で会社を立ち上げて、それがいまは38万人も社員がいる大企業になったわけです。どんな人でもその人の特性を見出して、適材適所と言いますけれど、どんな人でもその人の居場所と出番を作る、人を見抜くんです。自分は体が弱くて出来ないからこそ、その人にはどんな事が出来るのか真剣に考えるんですね。松下さんは小学校4年生までしか行ってなくて、丁稚奉公で一生懸命働いたそうです。学歴がないんです。学歴がないから、どんな人の話でも一生懸命聞いて、仕事に活かしていく人だったんですね。人の前で話をするという事は、私がそうでしたが場数を踏めばどんどん上手になるんです。でも人の話を聞く事は、本人の生きる姿勢です。話し方教室はあっても、聞き方教室はありません。本当に真剣に人の話を聞く人は、その人の人生は豊かになるし、その人の力はどんどん伸びていくと思います、松下幸之助さんは聞き上手で聞く事のプロでした。本来なら大きな仕事をするうえで、零細企業で病弱で学歴がなかったら普通はダメだとみんな思う。だけど、松下さんて人は逆にそれを活かして従来にない経営を行っていくことで成功した人だったんですね。

 その人の元で、私は政治のあるべき姿を勉強させて頂いたんですが、政治家になる為には選挙で自分の名前を書いてもらわなければなりません。選挙で勝つ為には、「地盤」・「看板」・「鞄」の3つが無ければならないと言われていたんです。「地盤」というのは、例えばお父さんが政治家だったら、その息子さんなら皆が名前を知っているし、応援をしてくれる講演会だとか色んな組織があります。そういう組織がある方が強いと言われていたんですね。「看板」ていうのは、知名度があるかどうか。名前を知ってもらわないと、投票用紙に書いてもらえない。イチローって知っていますよね。本田って知っていますよね。ああいう人が選挙に出たら、とても強いですよ。名前を訴えなくても皆が知っているから。でもそうではない普通の人が選挙に出たら、野田と知っている人が誰もいなかったら、覚えてもらうのは大変ですよね。「看板」がないと勝てないと言われていた。もう一つは「鞄」。PRをするにも、ポスターを作るにもとてもお金がかかります。全くお金が無かったらできないという、「地盤」「看板」「鞄」がないといくら世の中を良くしようと思っても政治という仕事は出来ないと言われている時に、政治家になるにはどうしようかなと思っていたんです。松下政経塾を卒業して政治家になるための準備をしました。ある公民館に話を聞いてもらおうと人を集めようとしました。パンフレットを作ったり、電話作戦をしたり、色んな人に頼みました。三咲の公民館でお話をさせてもらおうと、散々努力をして人を集めたら、来た人はたった1人だったんですね。1対1なんです。緊張しますよ、お互いに。私はその人に帰って欲しくないから、約束通り1時間一生懸命しゃべりました。それがスタートでした。でもこんな事ではどうしても名前は売れていかないし、応援団は増えないなと思って、お師匠さんである松下幸之助さんに相談をしました。松下さんは、沢山の人に話をきいて欲しいなら沢山人がいる広場や駅の前に行って皿回しをしてはどうか。皿回しをしたら人は集まってくるじゃないか。集まった所で演説をさせてもらえばいいんじゃないか。とアドバイスを頂きました。でも、皿回しってそんなに簡単にできるものではありません。私は特に不器用なんです。皿回しは出来ないけど、どうしようかと思って津田沼駅や船橋駅等に毎日立って、雨の日や雪の日も自分がやりたい事を話し続けました。平凡な事を毎日続けたんです。平凡な事を徹底して続けることを「凡事徹底」です。平凡な事を毎日徹底して続けることで、次第に名前を憶えてもらえて、話を聞いてもらえるようになりました。「地盤」「看板」「鞄」がないけれども、戦っていけるようになったんですね。これは非常にその後の人生で役に立った事で、財務大臣になるまで約25年間ずっと毎朝街頭に立ち続けましたので、お父さんやお母さんが朝野田を見た事があるよという方もいるかもしれませんが、今は色んな方がやっていますが、最初に草分け的にやり始めたのが私だったんですね。ハンデがあっても、お金や実力がなくても、諦めちゃだめなんですね。

何かを一生懸命やり続けていくと「志」を実現するチャンスが生まれてくるだろうというのは、自分が実感をしている事です。自分は何か出来ないと最初から諦めてしまうんじゃなくて、「夢」をもったら、「志」を見つけたら、その為に一生懸命続けること。続ければ、必ずチャンスは開けてくると思います。松下政経塾で言われた事があるんです、それは「素志貫徹(そしかんてつ)」という言葉で、成功の要諦は成功するまで毎日続けることにある。いかなる困難にあっても続けることが大事で、失敗をすると世の中のせいだ、お父さんお母さん、先生のせいだとよく人のせいにしてしまいがちですが、そうでなくて自分が諦めた時が失敗なんですね。自分が諦めない限り成功するチャンスが常にあるんです。その事を教わってやってきたことが自分の人生であると思います。

 何か1つコツコツと続けるものを皆さんにも見つけてもらえたらと思います。毎日走り続けていると、間違いなく脚力がつきますよ。鈴木先生が陸上をずっと続けてきましたよね。中学の時に見ていました。足が速いなと思っていましたけれど、ずっと毎日続けるから足が速くなってくるんじゃないでしょうか。やめると後退するけれど、毎日10分でも20分でも続ければ前進しますよね。後退はしません。コツコツを続けることがとても大事だと思って頂ければありがたいなと思います。皆さんもこれから色んな人生があるけれども、最後まで諦めずにコツコツと努力をする、そういう気持ちをもって豊かな人生を歩んで頂きたいという事を申し上げて、最後まで、すやすやと眠る事なくお付き合いを頂いた事に、感謝したいと思います。 どうもありがとうございました。(47分間 中略)

会場
会場
野田氏1
野田氏1
次第
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2017/02/03

平成29(2017)年2月3日

 本日、学校便り2月号をアップいたしました。