海老が作公民館と地域

更新日:令和元(2019)年7月25日(木曜日)

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海老が作公民館

当館は、大穴中学校と併せて建設され、昭和54年に同中学校の開校と同時に開館しました。(1階が公民館、2階が大穴中学校の体育館です)大穴地域とその周辺の方々のご利用が多く、地域に密着した公民館です。

地域の概要

大穴地区は船橋市の北部に位置し、江戸時代に旧大穴村の新田として開墾された地域「海老が作」が発祥とされています。「海老が作」は字名ですが、この伝承のため館名としています。この地域は、昭和45年頃からの宅地開発により急激に人口が増加しましたが、現在では農地等の市街化調整区域と住宅地とが混り合う景観を見せています。

「海老が作」について

「海老が作」地名の由来については不明ですが、ここは江戸時代、今から300年位前(寛文から延宝の頃)から、大穴の切添新田として開墾された地域です。当時、わずか3~4軒の部落が結束して、屋敷と耕地の周囲にイノシシ除けの土手を34町(約3.7km)にもわたって築くなど、先人の汗と努力によって作りあげられた地域が海老が作なのです。海老が作はまた縄文時代中期(今からやく4千年~3千年前頃)の遺跡が発見された土地として著名です。この遺跡は、昭和32年の武田宗久氏の踏査によって学会に知られるようになり、その後、昭和35年に金子浩昌氏らによって調査が行われ、貝塚の形成された時期や内容が明らかにされ、この貝塚は印旛沼渓谷の最奥に位置した縄文時代中期の「海老ヶ作貝塚」として広く知られるようになりました。昭和45年、49年の2回の調査では、竪穴住居址105、小竪穴遺構90余、溝状遺構1が発見され、また、土器、骨角器などが多量に出土し、学術的に貴重な遺跡として報告書にまとめられています。また、平成10年の調査では江戸時代徳川幕府の馬牧であった小金牧土手の一部も発見されています。

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海老が作公民館

〒274-0067千葉県船橋市大穴南3-19-1

受付時間:午前9時から午後5時(開館は午後9時30分まで) 休業日:原則毎月最終月曜日・祝休日・12月29日から1月3日