【子ども記者通信】剣道の魅力~船橋市中学生新人剣道大会~(高根台中学校 津村 和空さん)

10月11日、12日に「船橋市中学生新人剣道大会」が行われた。この大会は、剣道部がある市内の中学校総勢14校が、県大会の出場権をかけて争う大会である。県大会に出場できる学校と選手は、1チーム5人で戦う団体戦で男女共に上位3校、個人戦で上位2名。新人戦が終わって、3年生がいなくなり、新チームで戦う1番最初の大きな大会ということで、どのチームも緊張しているのが見て取れた。会場には、誰もが県大会に出場、好成績を残そうと張り詰めた空気が流れ、防具をつけた一人一人がまるで本物の武者のような力強さを出し「負けてたまるか」と正々堂々立派に戦っているのが感じられた。惜しくも負けてしまった選手は、悔しさをにじませ、来年の集大成となる総合体育大会に向けて「絶対に負けない」という覚悟を決めたような顔をしていた。来年、どれほど強くなった姿で最後の大会に臨むのか、とても期待している。
剣道は「面」「小手」「胴」の道具を着け、竹刀で打突部位(面、小手、胴、突き)を「充実した気勢」「適正な姿勢」で「刃筋正しく」打突し、「残心あるもの」と認められたときに「一本」となる。剣道の面白さは、武道としての奥深さにある。技術によっては、体格差があっても相手を倒すことは珍しくなく、とにかく努力した人の勝ち、という才能や体格に左右されないのが剣道の魅力。試合時間が短い中で、全てを出し切る高い集中力、判断力、決断力も重要になる。また「礼」を重んじる剣道では、礼の順番や角度が決まっていたり、ガッツポーズなどの感情を試合中に出したら一本取り消しになったりするなど、礼儀に対してとても厳しい。全てにつながる礼儀や力を養えるのも魅力の1つである。
船橋の剣道は、とてもレベルが高く、二宮中の男子団体は関東大会に出場した。毎回白熱した試合を繰り広げ、大きく盛り上がる、そんな船橋の中学生剣道を、ぜひ注目してほしい。
(令和7年11月6日投稿)

▲実際の試合会場の様子

▲激しい戦いを繰り広げる選手(周りにいるのは審判)
このページについてのご意見・お問い合わせ
- 広報課
-
- 電話 047-436-2012
- FAX 047-436-2769
- メールフォームでの
ご意見・お問い合わせ
〒273-8501千葉県船橋市湊町2-10-25
受付時間:午前9時から午後5時まで 休業日:土曜日・日曜日・祝休日・12月29日から1月3日


