【子ども記者通信】出張美術展で学んだ技法(薬円台南小学校 小賀坂 陽菜さん)

更新日:令和7(2025)年7月25日(金曜日)

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薬円台南小学校_小賀坂陽菜

 私は、5年生の時に学校で対話型鑑賞教室に参加しました。その時、船橋市所蔵の絵や写真のカードを使って学びました。今回、郷土資料館で開催された『令和7年度 mini出張美術展~技法でたのしむ作品鑑賞~』では、その時にカードで紹介していただいた絵や写真があり、絵を描くために使う画材も鑑賞することができました。また、油絵や日本画の技法を体験しました。
 鑑賞時は、それぞれの作品について、特徴のある技法の説明を聞きました。油絵は、紙ではなくキャンバス、版画や日本画はそれぞれ昔ながらの工夫された紙を使用しているそうです。筆などもさまざまな大きさや毛の種類がありました。油絵は、油絵具に水の代わりの油を混ぜることで、いろいろなテクスチャーを表現できるとのことです。日本画では、石や貝殻を細かく砕き、粉にしたものに生き物のコラーゲンを入れて絵の具にするそうです。
 鑑賞の後には、油絵や日本画などの体験をしました。油絵は油を混ぜる量で雰囲気がかわったり、ペインティングナイフで引っ掻くと迫力が出たりと、油絵ならではの初めての体験でした。私は今まで水彩絵の具しか使ったことがなかったので、とても新鮮でした。(写真1参照)
 日本画の絵の具は油絵とは違い、水っぽく、色によってテクスチャーが変わります。特に青色は色の元に石を使っているのでザラザラしていて、塗るよりは乗せるイメージで描きました。(写真2参照)
 沢山あった技法の中には身近なものもありましたが、今回の展覧会では貴重な体験することができました。他にも、昔の技術を学習・体験できる機会が増えていってほしいと思いました。

(令和7年7月15日投稿)

油絵体験
   ▲油絵体験(写真1)

石絵の具体験
  ▲日本画体験 (写真2)

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