【子ども記者通信】船橋市立医療センター・小児科の病児保育の大切さ(金杉小学校 伊藤 海恩さん)

更新日:令和7(2025)年6月4日(水曜日)

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私

 私は、今までに医療センターで三度入院したことがあり、現在は貧血の治療で通院しています。そこで、24時間急病の子どもの診察などを担当している小児科医師の伊賀先生と雨宮先生、保育士の成松先生にお話を伺いました。
 伊賀先生は私の主治医であり、成松先生は入院していた時に病気で落ち込んだり、悲しくなったりならないよう、一緒に遊びながら面倒をみてくれた保育士さんです。私は肺炎の時には咳が止まらず、苦しくて、とても明るい気持ちにはなれない状態でした。夜中に病院に運ばれた時があり、先生は優しく必要な処置をし、入院させてくれました。
 伊賀先生と雨宮先生に「病院の医師として何を心がけているのか」と「医療センターが移転することについて、今後どのような病院にしていきたいか」と伺ったところ、次のとおり、答えてくれました。心がけていることは「悩むことや大変なことも多いが、先生達はつらい顔を子どもたちに見せず、笑顔で常に元気に接する」ということです。また、どのような病院にしたいかについては「子どもたち一人一人を、なるべく近くで診ることができる環境にしたい」と教えてくれました。
 小児科で保育士をしている成松先生には「病院に勤務していて、大変なことはなにか」と「今後どのような病院にしていきたいか」を伺いました。大変なことは「感染症など、いろいろな症状の子ども達がいるが、自分が感染してしまっては子ども達の面倒がみられなくなってしまう。そのため、子どもが使うおもちゃの消毒を徹底し、子どもたちやスタッフのためにも、感染症対策に気を付けている」ということです。また、どのような病院にしたいかについては 「入院中に、子どもたちが遊んだり学んだりできるように、病気だから我慢するというだけでなく、楽しく過ごせるように工夫すること」と話してくれました。成松先生は、医療センターの病児保育に携わってから22年になるそうです。病児保育を始めてから、だんだんと入院する子どもや保護者と接するうちに、病児保育の重要性を感じていったと教えてくれました。私も三度の入院で、もし保育士さんがいなかったら、入院生活が暗くて辛いものになっていたと思います。
 船橋市立医療センターは、開設してから42年が経過します。船橋市に、このような24時間急病の患者を診察してくれる病院があることに対して、私はとても安心しています。私の夢は「病児保育士」になることです。

(令和7年5月9日投稿)

  人
▲左から、雨宮医師・伊賀医師・私・成松保育士・石川保育士

プレイルーム
  ▲小児病棟プレイルーム

医療センター
   ▲医療センター外観

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