【子ども記者通信】「ヘアドネーション」(豊富中学校 高橋 琴さん)

皆さんは「ヘアドネーション」という言葉を知っていますか。ヘアドネーションとは、伸ばした髪の毛を医療用ウィッグの素材として寄付するボランティア活動のことです。ウィッグは、病気や事故で髪の毛を失ってしまった子どもたちに無償で提供されます。近年、日本でも知名度が高まり、参加する人が増えてきています。
私は、小学6年生のときにこの活動を知りました。当時、長く伸ばした髪の毛を切りたいと考えていた私は、せっかく髪の毛を切るなら誰かの役に立てたらと思い、この活動に参加しました。そのときに髪を切っていただいた、美容室「結Hair Nail」の橋本さんにお話を伺いました。
この美容室では、1年に約2,3回ドネーションカットをお願いされるそうです。ドネーションカットを行うときに心がけていることは、お客さんが希望する髪型にできる範囲で、できるだけ長く髪の毛を切ることだそうです。私がドネーションカットをしていただいた際も、60cmの髪の毛を切っていただいた上で、私が希望した通りの髪型にカットしていただけました。また、髪の毛を団体に送る工程をお客さんに行ってもらうことで、人の役に立っていると感じてもらえるようにしているそうです。橋本さんは、髪の毛に水分が多く、癖が少ない10代の人たちに特にこの活動を知って欲しいとおっしゃっていました。
船橋市内にも、ヘアドネーションに賛同している美容室があります。長さが31cm以上あれば、どんな髪の毛でも寄付することができます。
自分が伸ばした髪の毛が病気などで髪の毛を失ってしまった方々のためのウィッグになるこの活動が、少しずつでも広がっていくといいなと願っています。
(髪を切っていただいた橋本さんと寄付する髪の毛)
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