【子ども記者通信】ありがとう!農家さん(芝山中学校 市原 葵季さん)

更新日:令和6(2024)年3月20日(水曜日)

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 芝山中学校(市原 葵季)皆さんは農家について関心を持ったことがありますか?普段、皆さんが手に取っている野菜が、どんな頑張りの上で作られて、どんな思いが込められているのかが私は気になり、野菜農家の伊藤さんの元へと取材へ向かいました。
 伊藤さんは、船橋市近辺のスーパーの地場野菜売り場で野菜を売っている方です。まず伊藤さんは、野菜を売るという事の大変さを教えてくれました。
 第一に、時間を見計らわなければいけないことです。野菜を買う人たちが、いつたくさん来るのかを予測して売り場に出さなければいけないのです。
 第二に、地球温暖化による育てる物、育て方の変化です。地球温暖化によって、今まで育ててきた野菜が育ちづらくなり、暖かい東南アジア系の野菜の方が育てやすくなってきてしまっているのです。また、夏場の異常気象によるゲリラ豪雨などにより、畑が水たまりだらけになってしまい、野菜が呼吸できなくなってしまっています。そのため、水はけを意識して設備を作らなければいけません。そのせいで、設備投資にお金が大量にかかってしまうそうです。
 次に、伊藤さんは船橋市などの「都市部」で農業をすることの大切さを教えてくれました。茨城や埼玉などの、農地のたくさんある場所で作られた野菜がスーパーなどに流れてきてしまうと、流れてきた種類の野菜が、供給過多となってしまい、野菜の価格が安くなるのです。それによって、「都市部」で作られた野菜の売り上げが減ってしまい、農業を続けるのが難しくなってしまうのです。
 そのため、伊藤さんは、特定のお客さんが必要な野菜を育てるなど、伊藤さんにしか出来ないことをしているそうです。
 今まで私が知らなかった伊藤さんのような農家の方々の努力、苦労を今回取材に行き、知ることが出来ました。農家の方々のおかげで毎日野菜をおいしく食べられているということをあらためて実感し「いただきます」という言葉の大切さを再確認しました。

(令和6年3月14日投稿)

販売所

伊藤さんと

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