【子ども記者通信】ドローンの活躍について(習志野台第二小学校 山本 真輝さん)

更新日:令和5(2023)年8月30日(水曜日)

ページID:P118474

習志野台第二小学校 山本 真輝

 僕は以前からドローンに興味があったので、船橋市で「ドローン事業」を行っている大木無線電気さんへ取材をさせていただきました。
 大木社長とドローンインストラクターの島田さんのお話をうかがい、ドローンにはいろいろな活用方法があることが分かったため、いくつか紹介したいと思います。
 まず、「災害時の活用」です。豪雨災害などで発生した川の氾濫や土砂崩れなどの被害状況の確認のために、人の代わりにドローンを使って空から撮影することで安全に状況確認ができます。また、特殊な機能を持ったドローンでは距離や面積を測ることができ、立体的な3D映像も作ることができるので、山の斜面の土がどれだけ無くなったかということも分かるそうです。このように同じ場所のデータを集めることで、これから起きる可能性がある災害を予測し、どのような対策をすればよいのかを考えることができます。
 次に「農業での活用」です。日本でたくさん作られている米作りでも、ドローンは農薬散布で活躍していました。もともとヘリコプターで行われていた農薬散布ですが、ヘリコプターでは均等に撒けないということから、今では、少ない農薬を正確に撒くことができる安全性の高いドローンが使用されることが多くなってきているそうです。
 そして、3つ目は「配達での活用」です。船橋市のように人が多く住んでいる場所での運用はまだですが、実際に日本郵便が山間部に住んでいる人に荷物を届けるのにドローンを使用しているそうです。配達員が山の中まで届けに行くのはとても大変だと思うので、代わりにドローンが荷物を配達してくれたら、手間も時間もかからないのでとても便利だと思いました。
 他にも、東京オリンピックで行われたドローンショーは、自動プログラムで色や形が変わるので、今では東京ディズニーランドなどでも使われています。
 また、このようにドローンの活用を広げていくためには、安全にドローンを飛行させることができる技術や知識を持った操縦者を育成していくことが必要だともおっしゃっていました。そのような人が増えれば、これからもっとドローンを使った仕事も増えて、ドローンを扱う方達の活躍の場が広がると思いました。今回は実際にドローンの操縦も体験させていただき、とても楽しかったです。
 2025年の大阪・関西万博では、「空飛ぶクルマ」が運航されるそうです。ずっと先の未来のことだと思っていたことが数年後に実現するなんて、今からとても楽しみです。

(令和5年8月21日投稿)

白井ドローンフィールド
 (マッピングや写真測量のソフトウェア等に関する知識や技術も、
  ドローンの活用には欠かせません)

ドローンの操縦体験
(昨年12月に有人地帯での目視外飛行が解禁されたことで、ドローンの
 活躍の場はさらなる広がりを見せています)
 

令和5年度子ども記者通信はこちら

このページについてのご意見・お問い合わせ

広報課

〒273-8501千葉県船橋市湊町2-10-25

受付時間:午前9時から午後5時まで 休業日:土曜日・日曜日・祝休日・12月29日から1月3日