【子ども記者通信】船橋市の図書サービスについて（芝山中学校　實方 結衣香さん）

　私が以前、市内で所蔵していない本をリクエストした際、近隣の自治体から本を借りてもらい、公民館図書室で受け取ることができました。このサービスについて学校で友達に話したところ、知っている人が少なかったです。私はこの便利なサービスを記事にしてたくさんの人に知ってもらいたいと思い、西図書館の岡さんに話を聞きました。
　図書館の来館者数は年間で約130万人ととても多いです。本の貸し出しの予約は約85万件あり、そのうち他市に貸してもらう本は約1万件だそうです。船橋市図書館ホームページでリクエストができるようになってから予約の件数が増えたと教えてくれました。県内の公立図書館と相互協力しており、他市の図書館から本を借りるときは県立図書館を通して運搬されます。そのため、届くまでに平均して2週間ほどかかるそうです。また、所蔵している図書館の市民の利用が優先となるため、それ以上かかることもあります。なお、国立国会図書館や他県の図書館からも借りられるそうです。
　図書館は本を貸し借りするだけではないことを知っていますか。図書館では各世代に向けたイベントを行っています。若い世代には声優やゲーム翻訳などの仕事に関する講座をオンラインで開いていました。他にも、小さい子供のために本とおはなしの会やセカンドブックという絵本を一冊プレゼントするサービスもしています。また、大人向けに医療についての講座も行っているそうです。
　私たちの身近には生涯学習の手助けをしてくれる図書館があります。普段、図書館を利用する人もしない人も、世代に合わせた楽しみ方を提供してくれる図書館を、活用してみてはどうでしょうか。

（令和6年4月29日投稿）

　　　　　　　　　　　　　　　　（西図書館での取材の様子）

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