【子ども記者通信】いざという時、人の命を助ける知識(八栄小学校 寺野 仁さん)

更新日:令和6(2024)年8月9日(金曜日)

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八栄小学校 寺野 仁

 7月14日に、PTA研修(家庭教育セミナー)の「知って安心!親子で学ぼう!AED操作と応急処置」というイベントに行ってきました。このセミナーは、夏見公民館で行われ、館長からの災害の話や、消防士の方からの胸骨圧迫やAEDの使い方に関するレクチャー、消防車の装備解説といった内容でした。
 胸骨圧迫では「強く、速く、絶え間なく」が大事な三原則だそうです。実際にやってみると最初のうちは速すぎと言われるくらい余裕があったのですが、ずっとやっていると押しが弱くなってきたり遅くなってきたりします。これをずっとやることのできる消防士や救急隊員の人たちはすごいなと思いました。
 次にAEDは箱を開けて電源ボタンを押すとガイダンスが流れ、その通りに進めれば簡単な操作だったので、実際に人が倒れていたら自分が一番得意そうなAEDをやろうと思いました。あと、個人的に驚いたのはAEDにもたくさんの種類があることでした。例えば、子供用やプールなどの時に体をふけるタオルが付属されているもの、体毛を剃るためにカミソリが付属されているものなどがあります。
 また、新しいタイプと古いタイプもあるそうです。古いタイプは開いた後電源ボタンを入れないといけなくて、新しいタイプは開いた後すぐに起動されるといった違いがあります。ちなみに消防士の方が持ってきていた訓練用は旧型で、夏見公民館に置かれているものは新型だそうです。旧型は少し使いづらいですね。
 最後に消防車の装備解説やその周りでの写真撮影が行われました。今回解説してもらった消防車はポンプ車でした。ポンプのサイズは55ミリメートルと65ミリメートルがあり、長さは20メートルだそうです。台風などの時に使うハンマーや足場が悪い時に使うくわ、水を汲むのに使う柄杓も装備されていました。またポンプ車が止められるところと火災の現場が遠い時に使うポンプカーというものもありました。ポンプ車に積んであるポンプは、全部繋ぐと500メートル弱にもなります。なんと消防士の方が優しくて防火衣も着させてもらいました。とても重いし着づらいので、よくこれで活動できるなと思いました。
 その後、PTAの人の提案によって新人隊員さんの防火衣着装1分チャレンジが始まりました。するとジャンプして防火衣を着装していてすごいなと思いました。最終的にはほぼ1分ぴったりで着装し終えました。
 最後に消防士の方と消防車との写真撮影をして、アンケートを記入し、セミナーが終わりました。人の命を助けることができるかもしれない知識を知ることができたので、いい時間を過ごせたと思います。

(令和6年7月22日投稿)

心肺蘇生訓練
(AEDと人形を使用した本番さながらの心肺蘇生体験)

消防士の方と記念撮影
   (消防車の前で消防士の方と記念撮影)

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