船橋市立 大穴中学校

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第1回防災教育について

最終更新日:令和6(2024)年6月26日(水)

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第一回防災教育実施要項

学校長より

  地震大国と言われているこの日本では、過去に関東大震災をはじめ、阪神淡路大震災、東日本大震災等で多くの尊い命が犠牲になりました。そして今年の1月1日には能登半島地震でも多くの被災者が出ました。その後、皆さんが知っているように関東周辺で数多くの地震が観測されています。専門家の話では最悪の場合、死者2万3000人、経済被害は95兆円に達すると言われる首都直下地震の発生確率は今後30年間に70%とされています。本校生徒が40歳代までの間にこのような大惨事が起こる可能性があるということを知り、いざというときにどうすれば生き残ることができるのか、地域の一員として自分ができることは何なのかを考える時間にしたいと考えています。
  大穴中学校の生徒が社会人になり、この地に残ったり、他市や他都道府県で活躍することでしょう。そこでまず有事の際は自分の命を守り、家族の命を守り、地域の人と協力してその難局を乗り越える力をつけて欲しいです。自分の命を守る行動を自助、地域で協力して他者の命を救うことを共助といいます。過去の災害では生存者の中、90%以上の方がこの自助、共助で生き残ったそうです。市や県、国の助けを公助といいますが、公助で助かった人はほとんどいないのが現実のようです。また、訓練を受けている人と受けていない人でも生存確率は大きく変化するそうです。実際、有事の際に大人が、自分の家が倒壊や火災の被害に合い、自分の命は助かったけれども近親者に不幸が訪れた場合、気力を失い何も考えることができなくなる人がほとんどだそうです。そこで活躍するのが皆さん中学生なのです。
  過去の大地震でも中学生が先頭となり、避難所で何をすればよいのか考え、動く姿を見て大人たちの気力が戻ったという例がたくさんあるそうです。大地震が来た時には先生方も被災し、今の生活圏で必死に生きようとしているので、すぐに勤務先である大穴中学校にたどり着くことはできません。しかし、大穴中学校には有事の際に学校を避難所として運営する市の職員が参集されます。その参集職員と協力してみんなで力を合わせて大穴地区の復興に力を貸してください。
  今回の防災教育では地域の方や保護者の皆さんにも参加をお願いしました。この訓練を通して大人と中学生の絆が深まり、お互いをサポートしながら本日の訓練に参加していただければと思います。安全第一で実りのある訓練になるようご協力をお願いします。

令和6年度第一回防災教育実施要項

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