新着情報(平成28(2016)年7月)

2年生詩歌発表

平成28(2016)年7月22日

7月18日水曜日、夏休み前最後の全校朝会で、2年生が詩歌発表を行いました。

2年生は金子みすゞさんの詩をクラスごとに3つ、学年全体で1つの計4つの詩を発表しました。暗唱することはもちろん、クラス全体で心を一つにして読むこと、低学年特有の読むスピードが遅くならないようにすることに気をつけて練習をしました。そして、詩の内容が聞く人に伝わるよう、心を込めて読むことにも意識を向けました。本番は、とても緊張していましたが、大きな声で立派に発表することができました。

 

土と草

母さん知らぬ    草があおあお

草の子を、     しげったら

なん千万の     土はかくれて 

草の子を、     しまうのに。

土はひとりで

育てます。

 

大漁

朝やけ こやけだ        浜はまつりのようだけど

大漁だ             海の中では

おおばいわしの         何万の

大漁だ             いわしのとむらいするだろう

 

わらい

それはきれいなばらいろで、   もしもなみだがこぼれるように、

けしつぶよりかちいさくて    こんなわらいがこぼれたら、

こぼれて土に落ちたとき、    どんなに、どんなに、きれいでしょう。

ぱっと花火がはじけるように、

大きな花がひらくのよ。

 

ふしぎ

わたしはふしぎでたまらない、     わたしはふしぎでたまらない、

黒い雲から降る雨が、      だれもいじらぬ夕顔が、

銀にひかっていることが。    ひとりでぱらりと開くのが。

 

わたしはふしぎでたまらない、  わたしはふしぎでたまらない、

青いくわの葉たべている、    だれにきいてもわらってて、

かいこが白くなることが。    あたりまえだ、ということが

2年詩歌発表
2年詩歌発表