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総務委員会視察概要(平成25年10月23日~25日)

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10月23日から25日の行程で、愛知県豊田市、愛知県名古屋市、岐阜県多治見市、和歌山県和歌山市を視察した。
 

愛知県豊田市では、「目標管理型人事考課制度」について説明を受けた。
豊田市の目標管理型人事考課制度は、経営管理システムの側面を持っており、市の理念やビジョンを達成していくために導入されている。組織目標の中で、個人それぞれが目標を設定し、その難易度や達成度で業績考課を行う。達成度を加点主義で評価し、係長以上については処遇反映も行っている、などの特徴があった。

豊田市視察風景

愛知県名古屋市では、「内部統制・コンプライアンス」について説明を受けた。
名古屋市には名古屋市情報あんしん条例が制定されており、人的、物理的、技術的な面における情報資産の保護対策を行っている。さらに、これを元に情報セキュリティの外部監査を行っている。また、職員のコンプライアンスについては、名古屋市職員の倫理の保持に関する条例や適正職務サポート制度等により、職員が遵守すべき職務に係る倫理原則や行動ルールなどを定めている、などの特徴があった。
名古屋市視察風景

岐阜県多治見市では、「多治見市人財育成基本計画」について説明を受けた。
多治見市の勤務評定制度は人材育成と密接に関係しており、組織目標という共通認識の中で、個人が職務目標を設定し、一定期間ごとに改革・改善を行う習慣をつけている。この元となるのが、多治見市人財育成基本計画であり、職員のモチベーションの向上、スキルアップをねらいとしているほか、人事諸制度の透明化や諸事業の計画化による実施の担保が図れる、などの特徴があった。
多治見市視察風景

和歌山県和歌山市では、「人事委員会」について説明を受けた。
和歌山市は、中核市移行により業務増や優秀な職員の確保の必要性、社会情勢に応じた職員の勤務評定の適切な整備や運用が必要と判断し、中核市としては唯一人事委員会を設置している。また、職員の給与等において、国の人事院勧告ではなく、市の地域の実情に合った勧告が行われるようになったため、より情勢に適応させることができたなどの設置効果があった、といった特徴があった。
和歌山市視察風景