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建設委員会視察概要(平成24年10月11日~12日)

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10月11日及び12日の日程で、兵庫県神戸市と広島県広島市を視察した。


神戸市では、「ユニバーサル歩道整備事業」についての説明を受けた。
道路行政は、昭和40年代以降の自動車の急増により、自動車と歩行者を物理的に分離する必要があるということで、歩道と横断歩道の整備を急ピッチで進めて行った。その分離を最優先させた結果、波打ち歩道などができたりと歩行しにくい歩道がたくさんできているのが現状である。
この事業は、人口の推移と少子高齢化に伴い、現状の歩道を誰もが安心して歩くことができる安全なみちづくりを、ユニバーサルの観点から行っているとのことであった。
 

広島市では、「下水汚泥燃料化事業」について、広島市西部水資源再生センターで説明を受け、施設の視察を行った。
この事業は、同センターが供給する下水汚泥を原料として炭化燃料を製造し、火力発電の燃料として利用することで、下水汚泥の資源化の促進と、温室効果ガスの削減による地球温暖化防止への貢献を図っているとのことであった。
下水汚泥の処理量は100トン/日、年間2万8000トンを見込んでおり、将来的には広島市の下水汚泥の100%リサイクルを目指しているとのことであった。
 

広島市