海老川上流地区のまちづくりの概要

更新日:令和6(2024)年3月29日(金曜日)

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本市の中央部に位置する海老川上流地区において、ふなばしメディカルタウン構想に基づき、医療サービスの充実と健康に寄与するまちづくりの実現に向けて、医療センター移転や新駅誘致を核とした土地区画整理事業と地区計画等による新たなまちづくりを進めています。

▼本ページは以下の項目を掲載しています。(項目名をクリックすると内容が表示されます)
1)海老川上流地区のまちづくりとは
2)海老川上流地区で実施される主な事業
3)海老川上流地区土地区画整理事業による海老川流域の治水への影響
4)その他の事項(都市計画法に基づく手続きなど)

▼海老川上流地区のまちづくりについて、お寄せいただいた質問にお答えします。
海老川上流地区土地のまちづくりに関するQ&A

1)海老川上流地区のまちづくりとは

これまでの経緯 

 海老川上流地区は、本市の中央部に位置し、中心市街地にも近く、東葉高速線が東西に走るという地理的利点がある一方、休耕地が増えるとともに、宅地や墓地、資材置き場、作業場等が混在した土地利用が進んでいる状況です。
 また、当地区の北側に位置し、地域医療及び高度医療を担う船橋市立医療センターは、建物・設備の老朽化、狭隘化等が課題となっており、建て替えに向けた検討を進めてきました。

まちづくりの方向性

 上記の経緯を踏まえて、平成28年度市政執行方針で、海老川上流地区に、自然との調和を図りながら、医療体制の更なる充実を図るため、地域医療並びに高度医療を担う市立医療センターを移設し、医療・福祉機能をまちの中核とする「メディカルタウン」のようなまちをつくることがふさわしい旨を表明いたしました。また、医療や健康をテーマとした新たなまちづくりの考え方を示した「ふなばしメディカルタウン構想 」を平成30年度にとりまとめました。
 令和4年度に新たに策定いたしました船橋市都市計画マスタープラン において、海老川上流地区を「ふなばしメディカルタウン構想に基づき、医療サービスの充実と健康に寄与するまちづくりの実現に向けて、医療センター移転や新駅誘致を核とした土地区画整理事業と地区計画等により新市街地の形成を図る」地区と位置づけ、当地区において将来の新たな拠点として本市の将来に役立つ、実現性のあるまちづくりを行うため、組合施行での土地区画整理事業を積極的に支援しています。
位置図
土地利用計画図

メディカルタウン構想とは

 ふなばしメディカルタウン構想とは、医療や健康をテーマとした新たなまちづくりの考え方をまとめたものです。健康維持や予防医学等の考え方を活かしたまちづくりを行い、また、常に新しい技術・情報が入る医療や健康を加えることで、「進化し続けるまち(地域)」を実現します。
メディカルタウン構想の詳細はこちらのページをご覧ください 

2)海老川上流地区で実施される主な事業

海老川上流地区土地区画整理事業

  • 施行主体:船橋市海老川上流地区土地区画整理組合(外部リンク)
  • 事業概要:ふなばしメディカルタウン構想のコンセプトに基づく計画的なまちづくりを実施し、自然との調和や災害対策にも配慮した、良好な市街地を形成します。
  • 施行面積:約42.3ヘクタール
  • 施行期間:令和4年3月4日から令和15年3月31日まで
  • 事業費:約193億円 <うち約56億円を市の一般会計(※1)から支出>

(※1)一般会計とは、市の基本的な仕事(福祉、教育、ごみ処理、道路整備、消防など)を行うための会計です。一般的に市の予算と言えば「一般会計」をさし、市税を主な財源としています。

土地区画整理事業の経緯
年月日 内容
令和4年3月4日 船橋市海老川上流地区土地区画整理組合設立認可
令和4年10月 (仮称)ふなばしメディカルタウン実現方針策定
令和5年10月13日 第1回事業計画変更認可
令和5年12月 仮換地指定

土地区画整理事業の詳細はこちらのページをご覧ください 

東葉高速線の新駅建設

  • 施行主体:東葉高速鉄道株式会社
  • 事業概要:東葉高速線東海神駅と飯山満駅の間に新駅を建設します。
  • 開業時期:令和10年度末(予定)
  • 事業費:約76億円 <全額を市の一般会計から支出※国庫補助見込み額約16億円を含む>

新駅建設で活用する国庫補助金についてはこちらのページをご覧ください

船橋市立医療センターの建て替え

  • 施行主体:船橋市
  • 事業概要:船橋市立医療センターは、東葛南部保健医療圏の中核病院として、救急医療及びがん医療を主体とする高度な急性期医療を提供するという使命を果たすため、海老川上流地区土地区画整理事業地内に移転建て替えを行います。 
  • 開院時期:令和9年度中(予定)
  • 事業費:約723億円 <公営企業会計(※2)から支出>
※2)公営企業会計とは、市が企業的性格を持った事業(市場、病院、下水道)を経営するための予算を経理する会計で、事業の収入を主な財源としています。お金の出し入れをわかりやすくするために、一般会計と財布を分けて管理します。 
 

各事業に対する一般会計の負担額(令和6年2月時点の見込み )

  • 海老川上流地区のまちづくりを構成する各事業に対する一般会計負担の総額は約584億円となる見込みです。
事業 施行主体 総事業費 一般会計負担額
医療センターの建て替え 船橋市
(公営企業会計)
約723億円 約456億円
※公営企業会計で借り入れた企業債の返済(利子含む)及び建設改良費に対し、国の基準に基づき原則1/2を負担
土地区画整理事業 海老川上流地区土地区画整理組合 約193億円 約62億円
※総事業費のうち一般会計が負担する約56億円に利子を加えた額
新駅建設 東葉高速鉄道 約76億円 約66億円
※総事業費から国庫補助見込額約16億円を除き利子を加えた額
  • 各事業の事業費は、事業の実施期間だけで支出するのではなく、市債という借入金を財源の一部に見込み、借り入れた元金とその利子の支払いである元利償還金を事業実施後を含めた長期間にわたって支出することで、負担を平準化します。
  • 3つの事業を合わせ、令和5年度以降の毎年度の一般会計の支出額(事業実施期間の一般財源及び元利償還金)は約2億円から約29億円(平均約17億円)で推移する見込みです(令和38年度まで)。

支出のイメージ

※上図は支出のイメージであり、実際の支出とは異なります。

3)海老川上流地区土地区画整理事業による海老川流域の治水への影響

土地区画整理事業における下流への洪水対策

土地区画整理事業区域内に降った雨水は、雨水管等を通じて区域内に設置する調整池に貯留し、河川へ流す際は流出量を抑制します。
詳しくはこちらのページをご覧ください 

シミュレーション結果

令和4年1月18日に開催された第195回千葉県都市計画審議会の付帯意見について、千葉県が公表した海老川水系洪水浸水想定区域図を作成する際に実施したシミュレーションの条件に、土地区画整理事業に加え、同事業が概ね完了するころまでに実施が見込まれることが県から示された海老川下流部の計画河床高までの河道掘削及び海老川調節池の暫定掘削を反映したシミュレーションを実施しました。
詳しくはこちらのページをご覧ください

4)その他の事項

都市計画法に基づく手続き

令和2~3年度の手続き

変更・決定をした都市計画の種類

  • 船橋都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針(県決定)
  • 船橋都市計画区域区分(県決定)
  • 船橋都市計画用途地域(市決定)
  • 船橋都市計画下水道(市決定)
  • 船橋都市計画海老川上流地区土地区画整理事業(市決定)
令和2~3年度の手続き
年月日 内容
令和2年11月21日 都市計画決定に係る説明会
令和2年12月11日~25日 都市計画の案の概要の公告・縦覧
令和3年7月2日~16日 都市計画の案の公告・縦覧
令和3年9月15日 第141回船橋市都市計画審議会
令和4年1月18日 第195回千葉県都市計画審議会
令和4年3月4日 都市計画決定

上記手続きの詳細はこちらのページをご覧ください 

令和4年度以降の手続き

変更・決定をした都市計画の種類

土地利用
  • 船橋都市計画用途地域(市決定)
  • 船橋都市計画高度地区(市決定)
  • 船橋都市計画防火地域及び準防火地域(市決定)
  • 船橋都市計画海老川上流地区地区計画(市決定)
都市施設
  • 船橋都市計画都市高速鉄道(県決定)
  • 船橋都市計画道路(市決定)
年月日 内容
令和5年2月10日、11日 都市計画決定に係る説明会
令和5年3月17日~31日 都市計画の案の概要の公告・縦覧
令和5年5月13日 公聴会
令和5年11月28日 都市計画決定(土地利用)
令和6年3月26日 都市計画決定(都市施設)

上記手続きの詳細はこちらのページをご覧ください

このページについてのご意見・お問い合わせ

都市政策課

〒273-8501千葉県船橋市湊町2-10-25

受付時間:午前9時から午後5時まで 休業日:土曜日・日曜日・祝休日・12月29日から1月3日