令和8年度市政執行方針
令和8年第1回船橋市議会定例会初日(令和8年2月13日)において、松戸徹市長が述べた市政執行方針全文を掲載します。
令和8年度市政執行方針
本日ここに、令和8年第1回市議会定例会を招集し、提案いたしました諸案件のご審議をお願いするに当たり、令和8年度の市政執行方針について所信を申し述べます。
1.はじめに
昨年の市長選挙において、市民の皆様のご支持をいただき、船橋市長として4期目の市政運営を担わせていただくことになりました。
大きく変化する社会に的確に対応し、さらに船橋市の確実な前進を図るために、将来に向けて市政運営に全力で取り組んでいく所存です。
昨年を振り返ると、米やエネルギーをはじめとする物価高騰が市民生活や事業者活動に大きな影響を及ぼした一年でした。
そのような中、各分野の施策とともに、食料品などの値上がりによる市民生活への影響を軽減するため、学校給食の公費負担の引き上げに加え、教育費の負担が増している就学援助認定者への給付、フードバンク・こども食堂などの食料支援活動団体への助成、市内商店会等が実施する消費活性化策への補助などにより、物価高騰への対応に広く取り組みました。
このような喫緊の課題への対応に加えて、子育て・教育の分野では、妊娠期から出産後までの支援として家事・育児支援や1か月児健康診査、「こども誰でも通園制度」を開始し、妊産婦・乳幼児への支援を行いました。
保育所等の整備促進と、保育士の処遇改善による保育の充実に取り組んだほか、放課後ルームの増設、ひとり親家庭等への大学受験料助成など、子育て家庭を支える施策を推進しました。
学校において質の高い文化芸術を体験できるよう、文化芸術鑑賞教室の開催費用を補助しました。
学校の環境整備では、全ての市立小学校及び特別支援学校の体育館へ空調設備を設置し、先行して行った市立中・高等学校を含め、体育館への設置が完了しました。
健康・福祉の分野では、骨粗しょう症検診や小室公民館での巡回健診の開始などにより、健康増進を図る体制を強化しました。
地域包括支援センターの体制強化や、介護支援専門員研修費用の助成による介護人材確保に取り組みました。また、「保健と福祉の総合相談窓口さーくる」の移転及び機能強化、身寄りのない高齢者等サポート事業の開始などにより、支援を求める高齢者等が地域で安心して暮らせる体制整備を進めました。
防犯・防災の分野では、防犯対策物品の購入・設置費用の助成や、電話de詐欺防止装置の貸出台数拡大など、市民の暮らしの安全・安心につなげました。
災害への備えとして、県内で初めて衛星通信機器を災害医療協力病院等に導入したほか、避難所への段ボールベッドや紙管パーティションの配備を進めるとともに、橋りょう架け替え、急傾斜地崩壊対策、河川改修など、災害に強い都市づくりを推進しました。
まちづくりの分野では、新たな交通広場や公園の整備に向け、二和東5丁目市有地の旧国家公務員宿舎解体に着手したほか、「ふなばしメディカルタウン構想」の実現を目指し、海老川上流地区のまちづくりを進めました。
都市計画道路の計画的な整備とともに、高根公団駅では駅前広場の改修工事が完成し、快適で安全な都市環境の形成を図りました。
公共施設におきましては、利用者や地域の声を取り入れながら大規模改修した東部公民館・津田沼連絡所が、より魅力的な施設に生まれ変わりました。
経済・産業の分野では、商店会への街路灯電気料補助の引き上げ、新規就農者への支援、海苔の加工やコノシロを含めた船橋産水産物の認知度向上を図るための支援など、地域の産業振興を推進しました。
多くの人出でにぎわった「ふなばし市民まつり」や、「音楽のまち・ふなばし」を彩る「ふなばし音楽フェスティバル」などでは、市民や関係団体、事業者等が一体となり、イベントを通じて交流の輪が広がりました。
こうした市の施策に加えて、文化・スポーツの分野では、本市にゆかりのある橋本大輝選手、岩渕亜依選手の国際舞台での活躍とメダル獲得に加え、市内の子供たちは、全国レベルの音楽コンクールで優秀な成績を収めたほか、甲子園をはじめとしたスポーツの全国大会に出場を果たして大いに活躍し、市民に大きな勇気と喜びを届けてくれました。
Bリーグ最多の年間観客動員数を記録した千葉ジェッツふなばし、昨シーズンは準優勝を果たしたクボタスピアーズ船橋・東京ベイの奮闘、千葉スカイセイラーズのBCリーグ加盟など、まちの魅力が高まる出来事が続きました。
物価高騰や人手不足などの影響により施設の新築や改修を計画通りに進めることが難しい状況が生じていますが、市民の皆様に、市の魅力を感じ住んでいてよかったと思っていただけるよう、子育て、教育、健康福祉、防災や都市基盤整備などの様々な取り組みを一つ一つ着実に積み重ねることができた一年であったと考えております。
2.本市を取り巻く社会情勢と今後に向けた展望
本市を取り巻く社会情勢に目を向けますと、世界では紛争などによる国際情勢の不安定さが続いており、国内の経済は円安や金利の上昇、人手不足、物価高騰といった要因が複雑に絡み合い、先行きが不透明な状況となっています。
国内では、少子化による人口の自然減が続き、都市と地方とで社会動態に地域差がありますが、生産年齢人口の減少により、今後、幅広い産業で人手不足が加速していくと予測されています。こうした状況に対応するためには、DXの推進や業務の効率化が不可欠であり、AIをはじめとした新たな技術の活用も重要な要素となっています。
市民の暮らしに目を向けますと、一人一人の働き方や生活スタイル、地域でのつながりなど、個人や家庭のあり方は多様化しています。加えて、少子高齢化の進行や物価高騰等により、医療や介護、福祉等のサービスに係る費用も増大しています。そういった中においても、行政として個々の課題や状況に応じたサービスや支援を提供することなど、よりきめ細やかな対応が求められています。
また、老朽化しつつある公共施設を計画的に更新していくなど、都市基盤づくりを継続するとともに、都市としての機能を高めるまちづくりを進めていかなければなりません。
急速な社会の変化を的確に見極めながら、市民サービス向上と持続可能な行政運営の両立に向けて、誰もが希望を持ち、安心して暮らせる社会の実現を目指して取り組んでまいります。
3.令和8年度予算について
令和8年度の一般会計予算案の総額は、前年度と比べて138億4,000万円、5.4%増の2,706億4,000万円となり、過去最大となりました。
予算案では、第3次総合計画基本構想で示す将来都市像「人も まちも 輝く 笑顔あふれる 船橋」の実現を目指し、安心して子供を産み育てることのできる環境の整備や、児童生徒への多様な支援体制の整備、教育環境の充実、自然災害等への対策、都市基盤の整備など、社会情勢の変化や生じている課題に対応するために、今取り組むべき施策を中心に予算を計上しました。
これから、令和8年度に実施する事業について新規・拡大事業を中心に申し述べます。
自治体DXの取り組み
はじめに、自治体DXに関する取り組みです。
技術革新が急速に進む中、デジタル技術を市民サービスの向上や行財政運営の効率化に活かすことが求められています。
市民の利便性向上と職員の負担軽減に資する「書かない、行かない、途切れない」窓口を本庁舎において実現するため、窓口支援システムを導入します。また、市ホームページにつきましては、デザインの更新及び検索機能の強化、スマートフォンからの操作性向上等を図ります。
防災の分野では、災害対策本部における情報共有や意思決定を迅速かつ適切に実施するとともに市民へも迅速に情報提供するため、災害情報共有システムを導入します。また、発災時の消防団員への連絡時間の短縮、活動報告等の事務負担削減のため、消防団アプリを導入します。
学校教育の分野では、市立小・中学校の教育の充実を図るため、普通教室に加え、理科室、音楽室にも電子黒板を導入します。また、市立特別支援学校のスクールバス位置情報アプリを導入することで、バス停で長時間バスを待つ登下校時の負担を軽減します。さらに、児童生徒の安全確保、受付事務の負担軽減を図るため、サポートルームに入退室管理システムを導入します。
文化・芸術分野では、船橋市にゆかりのあるアーティストとその発表の場を誰もが容易に検索できるホームページを構築します。
続いて、第3次総合計画の基本構想でお示ししている「めざすまちの姿」に沿って申し述べます。
(1)一人一人が自分らしく輝くまち
まず、「一人一人が自分らしく輝くまち」です。
学校の教育環境につきましては、不登校児童生徒の支援や教育相談の充実を図るため、スクールアシスタント、ピアサポーター及びスクールソーシャルワーカーの配置を拡大するとともに、新たに市立中学校11校にスクールカウンセラーを市独自に配置します。また、引き続きスクールロイヤーを活用し、問題の早期解決や教職員の負担軽減を図ります。
障害など配慮が必要な児童生徒の増加に対応するために、高根・法典・七林・三山東・高郷小学校及び船橋・三山中学校に自閉症・情緒障害の特別支援学級を開設するとともに、支援員を増員します。また、市立特別支援学校金堀校舎の第2グラウンドを拡張する工事を行います。
市立小学校及び特別支援学校小学部の学校給食につきましては、国の学校給食費の抜本的な負担軽減を踏まえ、市の公費負担とあわせて無償とします。また、市立中学校及び特別支援学校中学部・高等部の学校給食につきましては、食材料費のさらなる高騰に対応するため、市の公費負担を引き上げ、引き続き質の高い給食を維持します。
学用品につきましては、公費負担を拡大することにより、保護者の経済的な負担軽減を図ります。
いわゆる「小1の壁」が全国的な課題となっていることを受け、保護者の出勤時刻等の理由で、子供だけで過ごす時間ができてしまう児童に対し、学校内で子供たちが安心して過ごすことができる朝の居場所づくりを推進してまいります。
全ての児童生徒が質の高い文化芸術を鑑賞・体験できるよう、令和7年度から開始しました文化芸術鑑賞教室に加えて、新たに学校における華道体験を試行します。
教職員の負担軽減と部活動指導の充実を図るため、運動部活動外部指導者の派遣回数を増やします。
学校の施設整備につきましては、海神・宮本・御滝中学校の建て替えに引き続き取り組みます。また、薬円台小学校につきましては、建て替え及び近隣の小学校も共同利用する拠点プール整備のための基本設計を実施します。
車いす利用児童生徒の利便性向上を図るため、海神南・薬円台南小学校及び行田中学校でエレベーターの新設工事を行うとともに、船橋・海神中学校で新設のための設計を行います。また、各中学校の状況を踏まえ、車いす利用者やLGBTなど多様な生徒が利用できる多目的トイレを整備します。さらに、給食調理員の労働安全確保のため、引き続き市立小・中学校の給食室に空調設備を設置してまいります。
学校用地として取得した国家公務員宿舎船橋行田住宅跡地は行田中学校及び市立船橋高等学校のグラウンドとして整備します。
市民の皆様が身近に文化・スポーツ活動ができる環境を整備するため、老朽化した中央公民館及び市民文化ホールの大規模改修工事を引き続き実施するほか、一宮少年自然の家の空調設備の設置につきましては、工作棟の工事を実施するとともに、体育館への設置に向けた設計を行ってまいります。また、船橋市の文化芸術の振興及び発展に寄与すると認められる団体又は個人の自主的な文化芸術活動を支援することで、市民が主体的に文化芸術に親しみ、活動する環境がより充実することが見込まれるため、新たな補助金を創設します。
埋蔵文化財調査研究センターにつきましては、引き続き、旧金杉台中学校校舎の移転改修工事を行い、令和8年度中に供用を開始します。
国際交流の分野につきましては、令和8年は、ヘイワード市姉妹都市提携40周年であることから記念事業を行います。また、寄附を原資とした青少年健全育成基金を創設し、これを活用して、高校生をヘイワード市へ派遣する費用を助成します。
外国人住民の生活状況や行政サービスに関するニーズや意見を把握するための実態調査を実施します。
昭和61年に行った本市の平和都市宣言は、令和8年に40周年を迎えることから、ふなばしアンデルセン公園に立つ岡本太郎制作の「平和を呼ぶ」像の付近に平和都市宣言や像制作の経緯などを記載した説明板を設置し、船橋市の平和意識の象徴であることを特に若い世代にも周知してまいります。
成人式につきましては、全ての参加者が一堂に会することができるよう、LaLa arena TOKYO-BAYで開催します。
(2)住み慣れた地域で、健康で安心して暮らせるまち
2番目は「住み慣れた地域で、健康で安心して暮らせるまち」です。
長年にわたって取り組んできた児童相談所につきましては、船橋の全ての子供の安全で安心な生活を守り、健やかな成長と発達を切れ目なく支援する拠点として、令和8年7月に開設します。
また、これまで家庭児童相談室や子育て世代包括支援センターが担ってきた児童福祉や母子保健機能に加え、ヤングケアラー相談などを含め、一体的に妊産婦、子育て家庭や子供への相談支援を行う「こども家庭センター」を令和8年4月に開設し、児童相談所との連携により、児童虐待の発生予防体制を強化してまいります。
安心して子供を産み育てられる環境の整備につきましては、全ての子供の育ちを応援し、子供の良質な成育環境を整備する「こども誰でも通園制度」について、開設済みの浜町保育園に加え、私立保育所等でも実施できるよう体制の充実を図ります。
保育所等の待機児童対策につきましては、待機児童が多く保育需要が見込まれる地域に保育所等の整備を促進するため、認可保育所及び小規模保育事業所の整備に係る費用を助成します。
保育士の確保対策につきましては、市内の私立保育所等で働く保育士等の処遇向上のための補助金である「ふなばし手当」の支給額を増やします。また、市内の私立保育所等において外国人世帯の利用者が増加していることから、翻訳機器導入費用の一部を助成し、保護者との円滑な意思疎通を図るとともに、保育士の業務負担軽減を図ります。
放課後ルームにつきましては、放課後子供教室との効率的・効果的な事業運営の検討などを目的に教育委員会へ組織を移管します。待機児童対策としましては、宮本第4放課後ルームを新設するとともに、令和9年度中の開設に向けて、塚田放課後ルーム増設に着手します。また、児童ホームの閉館後、17時から19時の時間帯を活用した「こどもの居場所づくり」につきましては、5施設から7施設に拡大して実施します。
子供や家庭を取り巻く課題への対応につきましては、教育委員会が実施する不登校支援の取り組みに加え、子供や家庭の支援の視点から学校内外の機関等とつながりを持てずにいる不登校の子供・保護者の悩みやニーズに対応するため、高根台児童ホーム2階の一部を改修し、子供の居場所の提供及び相談業務等を実施します。
屋外における遊びを通して、子供の自主性及び創造性を育むため、市民団体等が実施するプレーパーク活動等の費用を新たに助成します。
生活保護世帯の子供や保護者に対し、学習・生活環境の改善、進路選択、奨学金の活用等に関する相談・助言を行うため、専門性を有する支援員を配置します。
在宅の医療的ケア児の看護や介護を行う家族の休息時間の確保を図るため、市と協定を締結した訪問看護事業者による、医療保険の適用外となる訪問看護を利用した場合に発生する費用を助成します。また、児童発達支援事業所及び放課後等デイサービス事業所での医療的ケア児受け入れ拡大を図るため、看護師配置及び訪問看護師派遣に係る費用を助成します。
発達特性等の早期発見・早期支援につなげるため、5歳児健康診査を実施するとともに、こども発達相談センターの相談体制を強化します。
健康で安心して暮らせる環境の整備としましては、健康づくりに取り組む動機づけとなるふなばし健康ポイント事業の景品を拡大するなど、さらなる活用の推進を図ります。また、いち早くAEDを使用し救命活動を行うことができるよう、新たに7施設に屋外設置用AED収納BOXを設置します。さらに、胃がん検診の受診率向上を図るため、50歳・60歳を対象に受診券を送付するほか、特定健診・後期高齢者健診対象者の人間ドック費用の助成上限額を引き上げます。
予防接種事業につきましては、妊婦を対象としたRSウイルスワクチンの定期予防接種を実施するほか、高齢者インフルエンザ定期予防接種において、75歳以上の方は従来の標準量ワクチンに加えて、高用量ワクチンを選択できるようにします。
障害福祉・介護の分野につきましては、グループホーム利用者や事業者からのグループホームに関する様々な相談に応じ、支援等を行うグループホーム支援ワーカーを配置します。また、在宅で生活する障害者等の日常生活の向上を図るため、日常生活用具について、紙おむつ等購入費の支給対象を拡大します。さらに、介護人材確保のため、介護支援専門員の資格の更新費用を新たに助成するとともに、ケアプランデータ連携システムの普及やICTの活用促進など事業所の生産性向上を支援します。
その他にも、がん患者の精神的・経済的な負担を軽減するウィッグ及び胸部補整具の購入費の助成について、新たにがん以外の疾病の患者も対象とするとともに、人工乳房、鼻、耳などのエピテーゼの購入費助成を開始します。また、助成対象費用のうちウィッグ購入費につきましては、18歳までは年度ごとに1回までの申請を可能とします。
(3)活力と魅力にあふれ、進化し続けるまち
3番目は「活力と魅力にあふれ、進化し続けるまち」です。
「ふなばしメディカルタウン構想」の実現を目指している海老川上流地区のまちづくりにつきましては、引き続き土地区画整理事業の支援を行うとともに、東葉高速線の新駅の整備等に係る費用を負担します。
また、特に命に係わる重篤な患者の受け入れ等を行う医療センター及びドクターカーを配置している救急ステーションにつきましては、建て替え実施に向け、新病院の機能・規模などの検討結果に基づく事業収支計画を整理し、事業の方向性を判断してまいります。
二和東5丁目市有地につきましては、二和向台駅の交通広場や公園の整備など都市機能の充実を図る土地活用に向けて、道路工事に着手するとともに、令和8・9年度で公園の基本設計・実施設計を行います。
船橋駅周辺市街地につきましては、船橋駅周辺の目指すべき将来像などを示すまちづくり構想の策定に向けて、現況調査や課題の整理・分析等を行います。
市域全体で計画的なまちづくりを進めるため、市街化調整区域について、地域の現状等に応じ、地域ごとの土地利用の方向性を示すための調査・検討を行います。
市内経済の振興につきましては、現在策定を進めております新たな商工業戦略プランでは、観光分野を追加し、持続可能な産業都市の実現に向けた取り組みを進めてまいります。また、勤労市民センターにつきましては、令和8・9年度で大規模改修に係る基本設計・実施設計を行います。
農水産業の振興につきましては、新たに農業を開始する方に対し、就農直後の経営確立のための資金補助を増額することで、農業人材の定着を図ります。また、船橋港で水揚げされたコノシロなどの水産物や市内の農産物の認知度向上及びブランド化を継続的に推進してまいります。
地方卸売市場の施設再整備につきましては、関連店舗棟建て替え工事のための修正設計を行います。
開園から30年となるふなばしアンデルセン公園につきましては、より多くの方にアンデルセン童話の魅力を実感していただけるよう、市制施行90周年となる令和9年に向けて童話館のリニューアルに着手します。
本市の象徴的な景観である海老川ジョギングロードの桜並木を将来にわたって維持・継承するため、桜の保全調査を行います。
(4)快適で豊かに暮らせる、人と環境にやさしいまち
4番目は「快適で豊かに暮らせる、人と環境にやさしいまち」です。
都市計画道路につきましては、都市計画道路3・3・7号線の長津川調節池付近で事業認可取得に向けて設計を行います。また、現在事業中の都市計画道路3・3・7号線の海神工区など5路線で用地買収や道路改良等を行います。
市道00-013号線の高根台中学校前の交差点改良工事を行うほか、市道00-005号線の大穴北5丁目付近の交差点を改良するための設計等を行います。
歩行者の安全性向上を図るため、ゾーン30プラスを夏見台地区に整備します。また、小栗原架道橋の東側に新たに歩道橋を設置するとともに京成松戸線鎌ヶ谷大仏3号踏切道の拡幅を行います。
歩行者の移動円滑化を目的として、バリアフリー法における重点整備地区内の道路等にベンチを設置します。
自転車の利用を促進するとともに、歩行者や自転車利用者の安全を確保するため、市道00-017号線の北習志野駅周辺など13路線で自転車走行環境を整備します。
交通不便地域である坪井地区でグリーンスローモビリティの運行に必要な支援を行い、地域住民が安全かつ円滑に運行できる体制づくりを進めます。
本市における面的・一体的なバリアフリー化を推進するため、移動円滑化基本構想の見直しや新たな移動等円滑化促進方針等の検討を行います。
災害で道路が通行不能になった際、応急的に緊急車両の通行を可能にする手順を定める道路啓開計画を策定します。また、近年増加する荷さばき駐車場の需要をはじめとした交通状況を把握し、路上駐車を防止するための施策など、今後の駐車場施策のあり方を検討してまいります。
市民の憩いの場となる公園につきましては、(仮称)芝山第3調整池公園の基本設計、(仮称)三山6丁目4号公園及び(仮称)田喜野井1丁目2号公園の実施設計を行います。また、(仮称)丸山3丁目4号公園の整備工事を行います。
なお、公園緑地で発生した倒木事案を受け、市内緑地及び街路樹の一斉点検を実施してまいります。
清潔、安全及び快適な生活環境を確保するため、路上喫煙及びポイ捨て防止条例に基づく重点区域にJR南船橋駅周辺を追加します。
馬込霊園合葬墓につきましては、令和11年度中の供用開始を目指し、実施設計を行います。
環境分野の取り組みにつきましては、2030年度の温室効果ガス排出量の削減目標達成、さらには2050年ゼロカーボンへの挑戦に向け、本市の地球温暖化対策を加速させてまいります。住宅における太陽光発電システム設備設置費用の助成について、申請の受付件数を拡大するほか、国の地球温暖化対策計画を踏まえ、市有施設のLED照明化を順次進めてまいります。また、プラスチックごみ削減や熱中症対策として、マイボトル用給水機を設置します。
生物多様性の保全及び持続可能な利用に関する基本的事項を定める生物多様性ふなばし戦略につきましては、市民の皆様の協力を得ながら実施した自然環境調査の結果等をもとに改定します。また、スマートフォンアプリを活用し、継続的に生物の生息・生育状況の変化を把握してまいります。
(5)命と暮らしを守る強靭なまち
5番目は「命と暮らしを守る強靭なまち」です。
地域の安全・安心に関する取り組みとしましては、市民の生活環境を保全するため、管理者が明らかでない空家等について、民法に基づく財産管理制度をより一層活用し、解消を図ります。また、町会・自治会が管理する防犯灯の市への移管を見据え、現地調査を開始します。さらに、避難所運営委員会の活動を促進するため、平時における委員会の活動経費の一部を助成するとともに、避難所等における生活環境の向上を図るため、葛飾・高根台第二・薬円台南・三咲小学校にマンホールトイレを5基ずつ整備します。
防災行政無線につきましては、老朽化した鋼管柱の更新をするとともに、高性能スピーカーへの更新等により聴取困難地域の解消を図るための再配備工事を行います。
民間住宅の耐震化を図るため、木造住宅の耐震診断及び除却に対する助成上限額を引き上げます。
都市防災機能の向上を図るため、新船橋橋におきましては、架け替えを実施した下り線を供用開始するとともに、上り線の耐震補強等を行います。また、準用河川駒込川の改修工事や日の出水路の護岸改修工事を継続的に進めてまいります。
盛土等災害防止のため、宅地造成及び特定盛土等規制法に基づいて、市内全域の地形・地質及び土地利用に関する基礎調査を実施します。
消防、救急体制の強化につきましては、行田3丁目の市有地への消防局・消防指令センター新築工事を行います。また、東消防署薬円台出張所は、建て替えに向けて用地取得及び基本設計を行います。
4.おわりに
船橋市は、昨年4月に人口が65万人を突破し、都市として新たな成長段階に入りました。
多様な都市機能と地域の力を併せ持つ船橋市は、全国有数の活力ある都市として、その存在感を一層高めています。
目まぐるしく変化する社会の中で、引き続き発展を続けていくことができるよう、今から未来への土台作りをしていかなければなりません。
本年は、これまで多年にわたって準備を進めてきた市独自の児童相談所が開設となり、これまで千葉県と分担していた児童虐待への対応など子供たちの支援を本市が一貫して行う体制が整います。
行政は、防災・防犯、福祉、環境、教育、都市基盤等、全ての市民の皆様が安心して生活できる環境を整えること、都市そのものが市民の皆様に住まう喜びを感じていただける存在となることと同時に、それを実現する力を備えていかなければなりません。
本市は、これまでの歴史の中で多くの方々によって都市としての様々な基盤が築かれてきました。特に、今年は平和都市宣言を行ってから40周年という記念の年となります。世界が不安定な状況にある今だからこそ、未来に向けて、平和への願いを市民の皆様と共に次代に引き継いでいかなければと考えています。
そして、令和9年は市制施行90周年という本市にとって節目の年を迎えます。その先の100周年という大きな節目を見据え、さらなる発展への道筋を拓いていくために、本市の誇る「市民力」と「都市力」を活かし、本年も市政運営に全力を注いでまいります。
市民の皆様、並びに議員の皆様の一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
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