【子ども記者通信】「コスモくん」卒業―受け継がれる投映機―(七林中学校 大枝 光輝さん)

更新日:令和5(2023)年11月17日(金曜日)

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七林中学校 大枝 光輝

 11月5日、僕は改修工事および最新型投映機への更新のため、卒業が決まっているプラネタリウム投映機「コスモくん」がある、船橋市総合教育センターのプラネタリウム館に行きました。
 「コスモくん」は愛称であり、船橋市の施設関係者が名付けたそうです。「コスモくん」は昭和62(1987)年の開館以来、36年間にわたり星空を投映してきました。そんな「コスモくん」のことや、今後のプラネタリウム館について解説員の方に取材をしました。
 最初に、「コスモくん」が卒業してしまうと聞いた時の気持ちをうかがうと、解説員の齊藤さんは「複雑な気持ちだった」と教えてくれました。また、船橋市のプラネタリウムは生解説をしていますが、そのこだわりをお聞きしたところ、解説員の丸井さんは「暗闇でもみんなの雰囲気が分かり、その雰囲気で話せるところ。そして雰囲気に合わせて話す内容も変えているので、解説しているほうも面白いところ」とおっしゃっていました。
 続いて、新しい投映機についてもうかがいました。新しい投映機には、パンドラⅡという投映機が使われ、「コスモくん」が映せる星の数が約9000個に対し、パンドラⅡは約4000万個と大幅に数が増えます。今後のプラネタリウム館についてお話をうかがうと、お二人は「船橋市の小・中学生をはじめ、子どもたちみんなに来てもらいたい。そして星空の生解説を聞いて、宇宙に興味を持ってもらいたい」とおっしゃっていました。
 最後に、お二人にプラネタリウムの魅力を聞くと、齊藤さんは「プラネタリウムドームで、みんなで同じ時間を共有できるところ」。続いて丸井さんは「星がきれいで癒されるところ。非日常が味わえるのが最大の特徴」と答えてくれました。
 11月26日の最終投映をもって、「コスモくん」は卒業します。その最後の時まで「非日常」を体験させてくれると思います。そして来年度、新しい投映機になってもプラネタリウム館が「みんなで同じ時間を共有」し、「非日常」を伝えてくれることを楽しみに待ちたいです。

(令和5年11月7日投稿)

  コスモくんの前で解説員と
(「コスモくん」やプラネタリウムの魅力についても“生解説”いただきました)

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