【子ども記者通信】時代に即した生徒中心の学校へ(葛飾中学校 田中 悠翔さん)

更新日:令和5(2023)年12月1日(金曜日)

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葛飾中2年 田中悠翔
 

 みなさんは、最近「グローバル化」や「多様性」といった言葉をよく耳にしませんか。実は現在、全国各地の学校現場でグローバル化や多様性に対応するために様々なものが変わってきています。実際に僕が通っている葛飾中学校でも制服が変わったり、生徒手帳がカード化されたりしました。そこで、その背景について校長先生と教頭先生に伺いました。
 葛飾中学校では現在、2種類の制服があります。現在の2・3年生が着用している制服は、昭和30年代後半に登場し 、男子は学ラン、女子はジャンパースカートにボレロで、当時は「革新的でおしゃれ」と絶賛されたそうです。しかし、昨今の多様性やグローバル化に対応するため、伝統を大切にしつつ、時代に即したデザインで未来を切り拓くという意味を込めて、約60年ぶりにリニューアルされました。先生方が「生徒が本当の自分でいられるか」と頭を悩ませた末の新制服で、動きやすさや女子がスラックスを選べるなど工夫されています。今は主に1年生が着用しています。
 また生徒手帳は、カード化され、とてもコンパクトになり携帯性が高くなりました。この試みは市内で初めてだそうです。その背景には、トップダウンの校則から、これから生徒会主体に熟考していく前提の最低限の規則である「Katsushika Guideline」に変わったことや、ICT化により欠席連絡がWEB上で可能になったことがあるそうです。
 今後、さらに生徒が中心となり、時代に即した学校づくりが葛飾中学校やそのほかの学校などで進んでいくと思います。僕の中学生活は残り半分となりましたが、僕らの後輩がまた、この子ども記者通信で紹介してくれることを楽しみにしています。

(令和5年11月13日投稿)

新制服
(約60年ぶりにリニューアルされた新制服※左から男子スラックス、女子スカート、女子スラックス)

身分証明書
(生徒手帳の代わりに作られた身分証明書※見本)

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