リコーブラックラムズ東京 松橋 周平 選手

更新日:令和6(2024)年2月27日(火曜日)

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サイン色紙と松橋選手

ジャパンラグビー リーグワンに所属する名門チーム「リコーブラックラムズ東京(以下ブラックラムズ)」で活躍している松橋周平選手は、市立船橋高校出身(平成24年卒)です。

明治大学を卒業後、ブラックラムズに入団した1年目には、新人賞そしてベストフィフティーンを受賞し、日本代表にも選出された経験があります。

持ち前の“ボールキャリー(※1) ”や"ブレイクダウン(※2)"はもちろん、日本一の"ジャッカル(※3)"を武器に、チームをけん引。

今年の2月には、日本代表合宿に参加し、日本のラグビー界を背負う選手の一人として、闘志を燃やしています。

今季リーグトップ4を目指すチームで、ますますの活躍が期待される松橋選手にインタ ビューをお届けします。

(※1)…ボールを持って前に進むこと

(※2)…タックルが発生した際、両チームが集まりボールの争奪が始まる状態

(※3)…タックルの際に倒れた選手から素早くボールを奪うプレー

ラグビーに夢中な少年時代

インタビューの様子3

夢はラグビー選手

昔からさまざまなスポーツが好きで、全てに全力で取り組んでいて、その中でも特にラグビーは特別でした。
小学校の卒業文集でも「ラグビー選手になる」と書いたほど、ラグビーに夢中でした。

チームプレーが魅力

ラグビーはチームスポーツで、ビジネスにも通用するほどの組織力があり、そこに魅力を感じました。

全員がチームのために体を張り、個人の良いプレーがチームの結果に結びつく。
ラグビーは、それがわかりやすいスポーツです。

自分の原点は“市船”

県内"2位"の市船へ

当時、市船の監督だった小泉先生に、県内1位の強豪校「流経大柏を倒そう」と声をかけられ、
「強いチームを倒して、花園を目指したい」と思い、平成21年に市船へ進学しました。

市船は、サッカー部や体操部、陸上部などはもちろん、さまざまな部活動において全国で活躍する人たちばかりです。
だからこそ、自分も負けたくないという気持ちを3年間1度もぶらさずに、モチベーションを保てたのだと思います。

実際、平成23年の県大会で流経大柏を倒して全国への切符を掴んだときは、純粋に嬉しかったです。
全国大会への出場は、震災の影響で叶いませんでしたが、市船ラグビー部の歴史を作れたことは誇りに思います。

インタビューの様子

市船で学んだ"努力"の大切さ

今の自分自身の基礎となる部分は市船にあります。
先生や仲間との出会いに恵まれ「上に行くために努力すること」を学びました。
あの3年間がなかったら、今の自分はいません。

市船生ならわかる"IKEA勉"

テスト前には、みんなで”IKEA勉”をした思い出があります。
南船橋にあるIKEAは、ドリンクも安く、ソファでゆっくりしながら勉強ができます。
市船生はみんな通っていたと思います。

あと、ラグビー部は、船橋駅近くにある駄菓子屋さん「りゅうくんの家」によく通っていて、御主人が鉄板で焼いた"駄菓子メシ"を作ってくれた思い出もあります。

「勝ちたい」気持ちが原動力

プレー写真(1)

ブラックラムズへの想い

明治大学では、ナンバーエイトとしてチームを引っ張り、4年生のときの選手権大会ではベスト4に進出しました。
在学中に、一番最初に声をかけてくれたのがブラックラムズでした。

当時、あまり勝てていなかったチームで「自分がブラックラムズを強いチームに変えたい」という思いで入りました。
このチームにいるからこそ「強くなりたい」「勝ちたい」という気持ちが、自分の原動力になっています。

チームの成長のために

今のチームは、お互いに高い要求ができる関係です。
それは、信頼関係の上に成り立つことで、上下関係なく、誰とでも話せる関係づくりができていると思います。

キャプテンであってもそうでなくても、リーダーシップをとる姿勢は変えずに、常に自分の言いたいことを、はっきり言葉にしています。

プレー写真(2)

目指すはリーグ"トップ4"

今季はリーグトップ4を目指しています。

プレッシャーがかかったときのミスなど、あと一歩のところが多いので、爪を甘くせず、プレーの精度を上げて勝ちたいです。
100%でやりきるために、周りとコミュニケーションをとって集中し、80分間プレーすることが大事だと思っています。

今シーズン"見せてやろう"という気持ち

プレー写真➂

ジャッカルが武器

元々は、ボールキャリーとブレイクダウンを強みにしていましたが、怪我をきっかけにプレースタイルを変えました。

総合的にレベルを上げるために、現在はフランカーとして、ジャッカルを強みにしています。
正直、日本ではトップレベルだと思っています。

相手が勢いを持っていきたいときに、ジャッカルが決まると、自分たちにチャンスがきて、流れを変えられます。
相手の勢いを止められるところが魅力で、だからこそ重要なシーンです。

日本代表合宿を終えて

エディー・ジョーンズ監督に呼ばれ、2月6日から7日まで日本代表合宿に参加してきました。
 
今回チャンスをいただけたので、今シーズンは「見せてやろう」という気持ちです。
今の日本ラグビー界は、若手育成がメインになっています。 「若手に負けないぞ」という気持ちで、チームにコミットして頑張りたいです。
 
1分間にどれだけポジティブなアクションができるか、それを80分間継続できるようにチャレンジして、良いパフォーマンスがしたいです。
 

松橋選手を応援しよう!

今シーズンのリコーブラックラムズ東京は、現在10位。
これからの巻き返しには松橋選手のフィジカルが必要不可欠です。
 
みんなで一緒に会場に足を運び、松橋選手の活躍を応援しましょう!!

松橋周平選手プロフィール

1993年 長野県に生まれる
2000年 長野市少年少女ラグビースクールに加入
2012年 市立船橋高校を卒業後、明治大学入学
2016年 リコーブラックラムズ加入
    アルゼンチン戦にて日本代表初キャップを獲得
    スーパーラグビーサンウルブズ加入
    2016年トップリーグ新人賞、ベスト15受賞
2018年 リコーブラックラムズ副将に就任
2020年 リコーブラックラムズ主将に就任

ポジション No.8、FL
 
 

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