郷土資料館で美しい雛人形とともに春を感じよう

更新日:令和5(2023)年3月3日(金曜日)

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雛人形(2)

船橋ゆかりの人形師・原米洲作の雛人形を展示

3月3日は桃の節句、ひな祭り🍑
郷土資料館では、3月末まで人形師・原米洲作の雛人形を展示しています。  

原米洲(はら べいしゅう)

栃木県宇都宮市生まれの原米洲は、船橋市宮本で人形製作をしていたこともある市ゆかりの人形師。
昭和41(1966)年には、仕上がりの美しさが特徴である独自の技法「胡粉仕上げ」が、国の無形文化財に指定されています。これは 、粒子の荒い胡粉(カキの殻を粉にしたもの)を沈殿させ、上澄みだけを塗り重ねて仕上げるもので、温度や湿度によってひびが入りやすい技法でもあります。しかし、原米洲はどんなときも美しく仕上げることができる技法を確立しました。

幼い子どものようなふっくらした顔が特徴 原米洲作の雛人形

昨年、市民の方からの寄贈により初めて展示された七段飾りの雛人形は、45年以上前の作品です。大切に保管されていたという雛人形は、飾りも含め、全て1つ1つ丁寧に梱包されており、状態がとても良く、色もキレイです。今年は、新たに寄贈された立ち雛人形(男雛女雛一対)も併せて展示しています。

訪れた人からは「お雛様、久しぶりに見た!」「七段飾りはなかなか見る機会がない」と大好評。

雛人形 雛人形(3)

雛人形をよ~く見てみると、表情にも違いが!
目や眉の形など、それぞれのお顔にぜひ注目してみてください。

展示期間

~令和5年3月31日(金曜日)
※毎週月曜日、3月22日(水曜日)
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※最終日の3月31日は午後2時まで