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北部清掃工場

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施設の紹介

 工場図

 北部清掃工場は、市内で出た可燃ごみ(燃やすごみ)と粗大ごみ(大きなごみ)を処理する施設です。可燃ごみは焼却処理していて、粗大ごみは砕いた後、中に含まれている鉄とアルミなどの資源をもう一度使えるように処理しています。

 ごみを燃やしたときに発生する熱を利用して、電気を作ったり、隣にある「ふなばしメグスパ」に熱と電気を送っています。

所在地

 あ

船橋市 大神保町1360番地1

処理能力

可燃ごみ(燃やすごみ) 1日あたり381トン(1日あたり127トンできる焼却炉が3基)

粗大ごみ(大きなごみ) 1日あたり15トン

※不燃ごみ(燃やさないごみ)は処理できません。

炉の形式

全連続燃焼式焼却炉(ストーカ式)

北部清掃工場 処理の流れ

フローシート

大きな画像をご覧になりたい方はこちらのパンフレットをご覧ください。

パンフレット(子ども用)(PDF形式 925キロバイト)

主な設備(可燃ごみ処理)

1.プラットホーム

 プラットホーム エアカーテン

                        ↑エアカーテン

 みなさんの家庭から出たごみは、ごみ収集車によって集められ、ごみ計量機でごみの重さを量り、このプラットホームに来ます。

 数字の書かれた青い扉は、ごみをごみピットへ入れるための扉です。ごみの臭いを外に出さないように普段は閉まっていますが、収集車が近づくと自動的に開き、ごみが投入できるようになります。

 また、プラットホーム出入り口にはエアカーテンという装置があり、出入り口上部から床に向けて風を送ることで、目に見えない風のカーテンを作り出し、中の臭いを外に出さない工夫をしています。

2.ごみピットおよびごみクレーン

 ごみピット ごみクレーンとごみピット

                        ↑ごみを撹拌している様子

 ごみピットに貯められたごみには、燃えやすいものや燃えにくいものがあるため、なるべく均一になるように、ごみクレーンで撹拌という作業(ごみをかき混ぜる作業)を行ってから焼却炉に投入します。

3.焼却炉

 焼却炉 焼却炉の内部

                       ↑焼却炉の内部の様子

 焼却炉に入ったごみは、ここで燃やされます。850度以上の高温で燃やすことにより、有害な物質(ダイオキシン類)の発生を抑えます。

4.ボイラ

 ボイラ

 焼却炉の上部にはボイラが設置されていて、ごみを燃やしたときに発生する高温の排気ガスから熱を回収します。回収した高温の熱を使って水を沸かし、蒸気にします。この蒸気は発電や「ふなばしメグスパ」の熱として活用しています。

5.蒸気タービン・発電機

 蒸気タービン発電設備

 ボイラで発生した蒸気を利用してタービンを回転させています。(簡単に言うと、蒸気を風車にあてて回転させているようなイメージです。)それによって、タービンにつながった発電機が回転し、電気が作られます。
 北部清掃工場にある発電設備は最大8800kWの電気を作る能力をもっています。一般家庭でおよそ18000世帯分の消費電力量に相当します。

6.集じん装置

 集じん装置
 ボイラを通過した後の排気ガスに活性炭や消石灰等を吹き込み、この集じん装置を通過させることにで、有害な物質(ばいじん、塩化水素、ダイオキシン類等)を取り除きます。

7.誘引送風機

 誘引送風機

 集じん装置を通った排気ガスは、誘引送風機により排ガス加熱器、触媒脱硝装置、そして煙突へと送られていきます。

8.触媒脱硝装置

 触媒脱硝装置

 排気ガスにアンモニア水という薬剤を吹き込むことで、有害な物質(窒素酸化物)を除去します。

9.中央制御室

 中央制御室 クレーン操作室

                     ↑クレーンの操作も行っています。

 中央制御室では工場全体の機械の運転状況や排気ガスの状態等を24時間365日監視している場所です。機械の操作もここで行います。

主な設備(粗大ごみ処理)

1.可燃物破砕機、不燃物破砕機

 可燃物粗大破砕機 不燃物粗大破砕機

    ↑可燃物破砕機            ↑不燃物破砕機

 資源になるものを選別しやすくするため、粗大ごみを可燃性のもの(燃やすもの)と不燃性のもの(燃やさないもの)に分けて、それぞれの破砕機で処理します。

 ・可燃物破砕機では、回転する2つの軸の刃で砕きます。

 ・不燃物破砕機では、高速で回転する刃で細かく砕きます。

2.破砕物選別機

 破砕物選別機

破砕物選別機では、不燃物破砕機で砕かれたごみを「不燃物(燃やさないもの)」、「可燃物(燃やすもの)」、「アルミが含まれる可燃物」に分けます。

3.磁選機、アルミ選別機

 磁選機 アルミ選別機

      ↑磁選機               ↑アルミ選別機

磁選機は、強力な磁石を使って鉄を回収します。アルミ選別機は、磁力によってアルミを回収します。

4.バンカ

 バンカ上

 選別された「不燃物(燃やさないもの)」、「アルミ」、「鉄」は、それぞれのバンカに貯められたあと、搬出されます。「可燃物(燃やすもの)」は、ごみピットに送られて焼却されます。

見学をご希望の方

 見学をご希望の方は、以下のサイトをご覧ください。

 www.fes.ebara.com/tour/index.html

 工場見学について:詳細については直接施設へ連絡をお願いいたします。

 なお、見学時にはマスクの着用、手指消毒の徹底をお願いいたします。
 今後の感染状況等によっては、定員制限等の利用制限を適用する場合があります。

最後に~みなさんへのお願い~

 可燃ごみの袋の中に不燃ごみや、ビン・缶などの資源ごみが混ざっていると機械の運転に悪影響をあたえ、故障の原因になってしまいます。みなさんもごみの分別、リサイクルにご協力ください。

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お問い合わせ先

資源循環課 施設係 / 電話番号:047-436-2439 /FAX:047-436-2448/ メールフォーム
千葉県船橋市湊町2-10-25
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