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大仏追善供養

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船橋市の文化財をひろみさんが紹介します

ひろみさんのイラスト
ひろみさん
大学生。
船橋市に住んでいる。
みさきちゃんたちのおとなりさん。
みさきちゃんのイラスト
みさきちゃん
小学校5年生。
ゆうとくんのお姉さん


 

ゆうとくんのイラスト
ゆうとくん
小学校3年生。
みさきちゃんの弟(おとうと)

いつやるの?

毎年2月28日

場所は?  

不動院(本町3丁目)

だいぶつにごはんをつけているところ
 
大仏追善供養
ゆうとくん この人、何をくっつけているの?
ひろみさん これは白いご飯だよ。
みさきちゃん ご飯!?
ひろみさん この大仏はもともとは江戸時代に津波で亡くなった人たちを供養するためにつくられたの。
供養というのは死んだ人が極楽に行けるように願うものだよ。
 
ゆうとくん でもなんで大仏にご飯をつけるの?
ひろみさん ご飯をくっつける行事がはじまったのにはこんな理由があるよ。

船橋の海は魚や貝がよくとれたの。
ほかの村の漁師たちもそこで漁をしたいから、船橋の漁師と争いになることがよくあったんだ。
 
みさきちゃん そうなんだ。
ひろみさん ある時、お侍さんを味方につけて、ほかの村の漁師たちがたくさんの船に乗ってやってきた!
船橋の漁師たちは、ここは自分たちの海だ!と船橋の海に入れさせないように抵抗しました。
 
ゆうとくん ケンカだ~
ひろみさん そして、船橋の漁師が相手の船に乗っていたお侍さんをなぐってしまいました。
 
みさきちゃん 大変!江戸時代って侍がすごくえらかったのよね。そんなエライ人をなぐるなんて……
ひろみさん そうなの。だから、船橋の漁師の代表3人が牢屋に入れられて、そのうち2人が死んでしまったの。
ゆうとくん かわいそう……
みさきちゃん 命がけで船橋の海を守ろうとしたんだね。
ひろみさん そんな漁師たちを供養するために、大仏追善供養がはじまりました。
牢屋の中でおなかがすいていた漁師たちのために、大仏にご飯をくっつけると言われているよ。

だいぶつ  
大仏のうしろの碑には亡くなった漁師2人の名前がきざまれています。

だいぶつのアップ
ごはんがいっぱいついた大仏の顔のアップ。
 

だいぶつにごはんをつける小学生
近くの小学生たちもくるよ。

お問い合わせ先

教育委員会文化課 / 電話番号:047-436-2894 /FAX:047-436-2884/ メールフォーム
〒273-8501千葉県船橋市湊町2-10-25
受付時間 : 午前9時から午後5時まで / 休業日 : 土曜日・日曜日・祝休日・12月29日から1月3日