【子ども記者通信】動物愛護指導センターのバックヤードツアーに参加して(三山東小学校 財部 穂香さん)

更新日:令和5(2023)年10月15日(日曜日)

ページID:P119478

財部 穂香さん
 

 皆さんは、動物愛護指導センターを知っていますか。動物愛護指導センターとは、迷子や飼えなくなった犬や猫を収容・譲渡を含む処分をするところです。私はテレビで動物愛護の番組を観て興味を持ったので、バックヤードツアーに参加しました。
 センターの職員さんは、処分することも仕事の1つだと言っていました。私は処分と聞くと、「殺処分」しか出てこないのですが、センターでは処分を「死亡」「殺処分」「新しい飼い主が見つかる(譲渡)」の3つの意味として使っているそうです。
 殺処分にならないよう努力はしていますが、令和3年度の殺処分頭数の割合は、24.5パーセントとなっています。私は、犬や猫は何も悪くないのに殺処分されてしまうことがあると思うと悲しくなりました。殺処分を減らすためには、飼い主が飼う前にちゃんと考えることが大切です。
 「見つけた野良犬、猫は全て保護するのですか」と聞いてみると、犬は一匹でウロウロしていたらいけないというルールがあるため、見つけたら保護をしますが、猫はまだ放し飼いしている人も多く、野良猫なのか分からないため、保護しない場合が多いそうです。
 治療室・手術室では、獣医師の仕事体験をしました。聴診器で犬の心臓の音を聞いたり、機械でその動物の情報などが登録されているマイクロチップを読み取ったりしました。また、狂犬病の話も伺いました。これは犬の伝染病で、感染している犬に噛まれると人も感染してしまい、発症するとほぼ100パーセント死亡してしまう恐ろしい病気です。しかし、現在日本はワクチンなどのおかげで、狂犬病が発生しない国になっています。現在、狂犬病の発生のない国は、日本、アイスランド、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、ハワイ、グアムのみだそうです。
 今回の見学を通して、獣医師の仕事、動物愛護指導センターの仕事にさらに関心が高まりました。私が大人になったら、少しでも保護されている犬や猫の役に立ちたいです。皆さんも少しでも保護されている犬や猫について興味を持ってください。

(令和5年9月20日投稿)
 

獣医師体験
(治療室・手術室での獣医師体験)

保護猫との触れ合い
(保護されている猫と触れ合うことができました)

令和5年度の子ども記者通信はこちら

このページについてのご意見・お問い合わせ

広報課

〒273-8501千葉県船橋市湊町2-10-25

受付時間:午前9時から午後5時まで 休業日:土曜日・日曜日・祝休日・12月29日から1月3日