ガス給湯暖房機の火災を防ぎましょう!

更新日:令和6(2024)年4月1日(月曜日)

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火災概要

船橋市内の共同住宅において、ガス給湯暖房機の内部が燃える火災が発生しました。

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※ガス給湯暖房機の基板の焼損状況

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※焼損箇所を拡大した状況

火災原因調査

 この火災の出火原因を調べたところ、ガス給湯暖房機を一定期間(5年~10年)使用することにより内部の部品が劣化し、基板上の部品が燃えたことが分かりました。

ガス給湯暖房機にかかわる火災予防対策

このガス給湯暖房機やガス給湯器について、さらに調査を進めた結果、船橋市外においても同様の火災や発煙事故が発生していたことが分かり、経年劣化してしまう部品の改善等について、製造元に対して火災予防対策を要望したところ、下記のとおり対策が図られました。

1 製造元ホームページにおける掲載事項の変更(事故事例写真の追加)

2 り災した共同住宅の全世帯一斉点検及び部品交換の実施

ガス給湯暖房機等の異常な状態と対応

1 リモコン(スイッチ)操作をしているときに・・・


〇正常に操作ができない。
⑴ 度々エラーが表示される。
⑵ 燃焼表示が点くまでに時間がかかる。
⑶ 温度設定が変わらなくなる。

2 給湯・追い炊き運転をしているときに・・・


〇お湯の温度がぬるくなったり熱くなったりする。
〇お湯が出てくるまで(お風呂を沸かすまで)時間がかかる。
※シャワーなど、お湯を使用する際は、必ず手でお湯の温度を確認しましょう。
※使用中等は、機器本体や排気筒周辺が高温となるのでさわらないようにしましょう。

3 運転中に異音・異臭を感じたときに・・・


〇機器内部の部品の一部に埃が詰まったため、燃焼状態が悪くなり不完全燃焼となる。
⑴ 機器から大きな音がして、ガタガタ振動するようになる。
⑵ 機器を使うと焦げた臭いや変な臭い(目がしみる)がする。

4 火災を未然に防ぐには・・・


⑴ 特に長期間使用しているガス給湯暖房機等は、専門業者へ定期的に点検を依頼しましょう。
⑵ ガス給湯暖房機等がベランダに設置してある場合は、近くに燃え易い物を置かないようにしましょう。

5 もしも、ガス給湯暖房機等から出火してしまったときは・・・


⑴ 可能であれば電源プラグを抜いて使用を停止しましょう。
⑵ 消防への119番通報と初期消火を実施しましょう。
⑶ 周りの人へ火災を知らせて協力を求めましょう。

※長期的に使用しているガス給湯暖房機等からの火災を未然に防ぎましょう!

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