海老川上流地区土地区画整理事業における下流河川への洪水対策
土地区画整理事業区域内に降った雨水は、雨水管等を通じて区域内に設置する調整池に貯留し、河川へ流す際は流出量を抑制します。
海老川上流地区土地区画整理事業の概要はこちらをご覧ください。
海老川上流地区土地区画整理事業で整備する調整池
土地区画整理事業区域を地形等を考慮し6つの集水区域に分け、区域ごとに集水面積に応じた貯留量の調整池を整備し、集水する計画となっています。
貯留量の基準:1,370㎥/ha
調整池1貯留量の計算例:9.30ha×1,370㎥/ha≒12,750㎥
調整池の仕組み
調整池1集水区域を例に仕組みを説明します。
土地区画整理事業で雨水を集水するための「雨水管」を整備します。また、雨水管で集水した雨水を貯留するための「調整池」を整備することで、河川が安全に流下させることが可能な水量を超えないように、雨水の河川への流出量を抑制します。
<調整池1集水区域図>
<調整池1集水区域断面図(イメージ)>
二級河川海老川水系河川整備計画
海老川は現在約30mm/hの降雨に対応しています。また、将来的には約50mm/hの降雨に対応した河道(流水を安全に流下させるための水の流れる部分)及び調節池の整備を行うこととなっています。
海老川水系の河川整備計画はこちらをご覧ください。(千葉県ホームページ)(外部サイト)
よくある質問
Q.浸水想定区域だけど、何か対策はするの?
A.土地区画整理事業区域内の雨水管について約50mm/hの降雨に対応した整備を行います。また、調整池についても70mm/hの降雨に対応した整備と河川への流出抑制を行います。さらに、区域内を流れる2級河川飯山満川について約50mm/hの降雨に対応した河道の整備を千葉県が行います。併せて、宅盤のかさ上げ等可能な限りの浸水対策を行います。
Q.現状の田の方が洪水対策になるのでは?
A.客観的な数値上の比較はできませんが、土地区画整理事業で調整池を設置するなど、数値的に一定の降雨に対する対策を行います。
Q.海老川の下流へ悪影響はないの?
A.土地区画整理事業区域内の雨水管について約50mm/hの降雨に対応した整備を行います。また、調整池についても70mm/hの降雨に対応した整備と河川への流出抑制を行います。さらに、区域内を流れる2級河川飯山満川について約50mm/hの降雨に対応した河道の整備を千葉県が行うなど、数値的に一定の降雨に対する対策を行います。
Q.土地区画整理事業区域外の雨水が調整池に入るのでは?
A.区域外の雨水は区域内に入らないよう、区域内の雨水を集水する側溝等とは別に整備を計画しています。
Q.50mm/hや70mm/h以上の雨が降ったらどうなるの?
A.河川の流下能力(安全に流下させることが可能な水量)以上の雨が降った場合、土地区画整理事業による対策や、県策定の計画による河川改修と調節池の整備による対策だけでは、洪水被害に対応することが現実的に難しいことから、市民のみなさまには、平時から、マイタイムライン(避難行動計画)を作成するなど、台風や大雨が予想される時に適切な避難行動がとれるよう、事前に準備していただくことが大切となります。
Q.50mm/hの雨はどれくらいの頻度で降るの?
A.年超過確率1/10程度です。毎年、1年間にその規模を超える洪水が発生する確率が1/10(10%)の降雨量を上回る降雨のことで地域や河川の流域面積により異なります。
今年その規模を超える降雨があったので来年は降らないというものではありません。サイコロを例に用いると、以下の内容になります。
- サイコロを振って1の目が出る確率は常に1/6である。
- サイコロを六回振って、1の目が出るのはそのうち一回と決まっていない。二回以上1の目が出ることもあれば、一回も1の目が出ないこともある。
- サイコロを振って1の目が出た場合、次に1の目が出るのは六回後と決まっていない。1の目が連続して出ることもある。
Q. 70mm/hの雨はどれくらいの頻度で降るの?
A. 年超過確率1/50程度です。毎年、1年間にその規模を超える洪水が発生する確率が1/50(2%)の降雨量を上回る降雨のことで地域や河川の流域面積により異なります。
Q.「調節池」と「調整池」は違うの?
A.「調節池」とは、河川から一定規模以上の流水を流し込み、一時的に貯めて下流に流れる水量を減少させるものです。「調整池」とは、土地区画整理事業等の区域に降った雨水が河川に直接的に流出しないようにし、流出量を抑制するためのものです。
※この他不明な点、わからないことがありましたらお気軽にお問い合わせください。
流域治水の取組み
海老川支川の飯山満川の河道の拡幅、海老川調節池及び公共下水道の整備等の氾濫をできるだけ防ぐための対策や、ハザードマップの整備、マイタイムラインの作成促進といった被害の軽減・早期復旧のための対策を流域全体で進めています。
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