【子ども記者通信】すべての生徒に安心できる場と愛される経験を(八木が谷中学校 品川莉香さん)
皆さんは「学び直し」と言う言葉を聞いてどんなことを思い浮かべますか。調べてみると、社会環境や働く環境の変化に合わせて今後仕事に必要とされるスキルを習得する行為のことで、近年では企業でも使われているようです。また、「リスキリング」とも呼ばれています。
私の通っている八木が谷中学校では学び直しの取り組みが行われています。社会でも行われているリスキリングの考え方を学校教育の場に取り入れている校長の森畑先生にお話を伺いました。
この学び直しの取り組みは森畑先生考案のもので、始められたのは八木が谷中学校に赴任されてからでした。生徒に学びの楽しさ、喜びを感じてほしい!という先生の強い思いがきっかけで始まったそうです。
八木が谷中学校が考える中学校の理想の姿について、校長室の壁に以下のような言葉が飾られていました。
「すべての生徒に安心できる場と愛される経験を」
他にもインタビューの際に理想の姿について話してくださいました。「学びの喜びを感じる場所であってほしい・学校が楽しいと思える場所の一つにしたい」など…。
また、「学び直しについてどう思うか」という生徒へのアンケート結果を学校に許可を取り、見せてもらうことができました。全体的に見ると「友達と教え合うことができて楽しかった」「復習の大切さを知れた」など、学び直しは生徒にとても良い影響を与えているということがわかります。他にも、「あまり喋らない人と関わることができてクラスの絆が深まった」などという意見もありました。
今回校長先生にお話しを伺えたことで、学校はどういう場所であるべきなのか知ることができました。学び直しと聞くと「勉強」というイメージが強いですが、この取り組みは友達と教え合うことができるので難しい問題でも粘り強く解くことができて、学びの楽しさが感じられると思いました。勉強が苦手な人も楽しく学ぶことができるので、色んな学校でもこの取り組みを行い生徒が楽しいと思える学校づくりに取り組んでいってほしいです。
(令和5年3月20日投稿)
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