【子ども記者通信】地域の人々の味方、移動スーパー(旭中学校 安達莉緒音さん)
下校途中にある本行寺で、移動スーパーの車を見かける時があります。遠くの方に見えていたので、私はそれが何なのかハッキリわからなかったのですが、ある時移動スーパーであると知り、お店が地域にやってきてくれる事に驚きました。そこで、私のように知らなかった人達に知らせることができれば、日々の買い物が便利になる人もいるのではないかと思い、記事を書きたいと思いました。今回は金杉台団地で、移動スーパーの立ち上げから関わっているイオンリテール株式会社の小嶋さん、商工振興課の大野さんと宮田さんにお話を伺うことが出来ました。
取材の日、見慣れた移動スーパーの販売車の他に先導車と2台で到着し、団地の中の広場にあっという間に台を広げて商品が並べられました。先導車では冷蔵の必要のないお菓子や缶詰などを運び、冷蔵車には肉・魚などの生鮮食品やスイーツなども売られています。おなじみのイオンの買い物カゴもあり、お客さんはそれぞれに欲しい物を買っていきます。
移動スーパーで売っている商品は店舗の当日の価格と同じであり、特売商品の価格も反映されています。扱っている商品は650品目ですが、車両に載っていない商品が欲しい場合、店頭で扱っている商品であれば販売員さんにリクエストすれば、次回訪問時に持ってきてもらうこともできます。
移動販売車は近くにお店がない場所や、高齢者などの買い物が困難な人が多い地域をまわっています。そのため、米・しょう油・水などの重たい物や、傷みやすいお刺身、溶けてしまうアイス、重ねて運ぶのが大変なお花が人気だそうです。買い物中の人にインタビューすると、普段のまとめ買いでは買いきれない、野菜など新鮮なものやその日に足りないと感じているものを、気軽に買い足せるのが便利だと話してくれました。
また、販売スタッフさんのお話では、いつも来ているお客さんが来ていないと心配になるけれど、他のお客さんが「○○さんは今日は用事でいないよ」などと教えてくれて、移動スーパーをきっかけにお客さん同士でコミュニティが生まれているそうです。
また、新型コロナウイルスの流行している中、屋外で買い物ができることで、特に高齢者は安心して買い物ができているように感じました。実際にコロナウイルスの影響で、売り上げが1.5倍にまで増えたそうです。
移動スーパーは、買い物が困難な人のライフラインとしての機能のみならず、交流の機会を持ち、孤独の緩和にも繋がっていました。また、移動販売車自体が、高齢者の見守りの役目も果たしていました。
移動スーパーを知らなかった人も、利用することで生活が安心・便利になって、これからもずっと続いてほしいと思いました。
(令和4年8月3日投稿)
(イオンリテール株式会社の小嶋さんと一緒に)
(移動スーパーの様子)
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