【子ども記者通信】自然豊かな木戸川の春から夏(大穴小学校 佐藤拓歩さん)

更新日:令和4(2022)年7月14日(木曜日)

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大穴小学校子ども記者

 僕が2年生の時の町探検で初めて行った木戸川は、大穴中学校の近くにあり、とても自然豊かな場所で、それ以来僕もよく木戸川に自然観察をしに行っています。
 自然豊かな場所は、四季の移り変わりがよくわかります。木戸川では、3月から6月にかけて夏草がたくさん生えてきたり、夏鳥が飛んできたりします。
 3月は、川沿い一面に菜の花が咲き誇り、水が入っていない田んぼでは、タンポポやオオイヌノフグリが点々と咲いています。夏草がまだ伸びていない枯れたススキの中では越冬した虫を小鳥がぼりぼりと音を立てながら、食べています。ミツバチやモンシロチョウは、花に群れていました。
 5月になると、菜の花が咲き終わり、川を覆うように夏草が生えてきます。川が見えないくらい背が高い夏草が所狭しと生えていました。なんとヘビもいました。途中に、菜の花やタンポポが生えているなど、春の気配が残っていて、季節の移り変わりを感じられました。道沿いには、アカツメクサ、田植えされた田んぼにはアメンボが泳いでいて、カエルの鳴き声も聞こえました。ツバメが渡ってきていて、川の水を飲むために一生懸命低く飛んでいます。橋の下からは、カルガモも飛んできて、木戸川を散策するだけで、多くの生き物に出会えます。
 6月、梅雨の合間をぬって木戸川に行きました。田んぼの稲も生長していて、その上にはシオカラトンボが飛んでいました。田んぼ近くの草むらでは、キジがつがいで歩いていましたが、すぐに草むらの中へ消えてしまいました。田んぼの近くに水たまりがあり、その周りには、ショウリョウバッタの幼虫がぴょんぴょん跳ねていたり、ツユクサやユウゲショウが集団で咲いていたりしました。この花を実際に見るのは僕にとってはあまりないので、感動しました。水たまりの中には、オタマジャクシが何匹も泳いでいて、5月に田んぼから鳴いていたカエルのオタマジャクシかもしれません。だとしたら、木戸川で、命が繋がれたことになります。
 これから夏に向けて植物も生き物も変化していきます。僕が出会ったオタマジャクシも子ガエルになります。ツバメやカルガモも子育てが終わります。次の木戸川散策が楽しみです!皆さんも木戸川を散策してたくさんの生き物と出会ってください。
(令和4年7月4日投稿)

なんと橋の下の川岸にヘビがいました

(なんと橋の下の川岸にヘビがいました)

こういう田んぼも木戸川を自然豊かにしているのかもしれません
(こういう田んぼも木戸川を自然豊かにしているのかもしれません)

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