【子ども記者通信】メディカルな街づくり~船橋海老川上流地区ふなばしメディカルタウン構想~(七林小学校 荒神 真幹さん)

更新日:令和4(2022)年11月14日(月曜日)

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七林小学校 荒神 真幹

 僕は、船橋を流れている海老川に興味があり、今計画されている海老川上流地区の「ふなばしメディカルタウン構想」について、船橋市の政策企画課・都市政策課にお話を伺いました。
 ふなばしメディカルタウン構想とは、医療や健康をテーマとした新たなまちづくりの考え方をまとめたものです。同構想の実現に向けた海老川上流地区土地区画整理事業としての予算は約192億円(市として支払うのは56億円ほど)で、令和15年を完成予定としています。この構想には2つの大きな計画があります。1つは船橋市立医療センターを今ある場所から、この地域に移転させるということ、もう1つは東葉高速鉄道の東海神駅と飯山満駅の間に新しい駅をつくるということです。
 船橋市立医療センターは私たちの健康を守るために大切な施設ですが、今後も高度な医療や救急医療を提供し続けるための建て替えを迫られています。最新の医療機器は大型化しており、現在の建物では手狭でゆとりがなく、最新の医療機器を導入し治療を受けるためには広くて新しい施設が必要です。そこで船橋市立医療センターとなる施設を新たに作り移転させると伺いました。
 また、病院へのアクセスが問題ですが、そこは、駅を新しく造ります。アクセスが良くなることで、より便利に病院を利用することができるようになると思いました。この地域では将来、おおよそ人口3300人(1000世帯程度)の規模になることが想定されています。
 どのような街になるのかについても教えて頂きました。歩道の幅は車椅子がすれ違えるほどに広く歩きやすくなります。自転車走行ロードも作り、自転車でも安全に移動できるようになります。渋滞を解消するために必要な、都市計画道路という幹線道路が一部整備されます。駅前に公園を作り人との交流もしやすくなります。
 ただ、ハザードマップでは海老川上流地区は危険区域になっていると思う人も多いかもしれません。実はこの点も良く考えられていて、海老川上流地区土地区画整理事業では、雨水管を整備し、70mm/h のような大雨に対応した調整池を設けるそうです。
 海老川沿いでは、親水地域(水と親しむ場所)を設ける計画もあります。海老川は汚いと思われる方もいるかもしれませんが、BOD(水の汚れを示す指標の1つ。生物が水中の有機物を分解するのに必要な酸素の量)の数値に限れば、アユがすめる河川と同レベルなのだそうです。実はきれいな川ですので、親水地域を設けることによって、僕たちが海老川に興味を持つようになります。興味を持つと、さらにきれいな川にしていくことに繋がります。
 現在は田畑が広がっているこの海老川上流地区に、駅や家、病院が新しくでき、住みやすい新しい街が作られるということでした。新しい医療センターは皆さんの健康を支えるものとなり、駅前の公園は交流の場となり、親水地域は船橋の憩いの場になってほしいと僕は思っています。

(令和4年10月31日投稿)

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  (職員の方が語られた船橋の未来像が、今から楽しみです)

 

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