【子ども記者通信】歴史発掘、ユルギ松遺跡(飯山満小学校 松井みなみさん)

更新日:令和4(2022)年12月20日(火曜日)

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飯山満小学校子ども記者

 私は11月19日にユルギ松遺跡見学会へ行きました。埋蔵文化財調査事務所所長の高橋さんと山口さん、白崎さんが中心に遺跡や遺物のことについて説明をしてくださいました。
 今回見つかった遺跡は、縄文時代のものと戦国時代から江戸時代のものだそうです。見学会では戦国時代や江戸時代の道路跡を見せてもらいました。
 まず、見学会に来ていた人へ向けてお話をしてくださいました。今まで利用していた道路のアスファルトをはがして遺跡を調査したことや、昨年の調査では貯蔵庫のような穴があったこと、これからの計画などなど…。
 そして、昔の人の暮らしについても話してくださいました。柱をたてていたような跡があったため、そこに屋敷があったというような説や、上飯山満村は当時、広範囲の川や谷を使っていたため、比較的裕福な村だったのではないか、という考えもありました。
 次に、もっといろいろなことが気になって遺物のコーナーへ行きました。そこでは、日本の昔のお金や土器の説明がありました。戦国時代は中国から大量輸入してお金を使っていたことや、実は出土した土製のなべは、鉄なべを真似して作られたことなどでした。
 見学会終了後、山口さん、白崎さんにインタビューをさせていただきました。
「遺跡が見つかったとき、どのような気持ちになりましたか」と聞くと、「道路の下からもっと古い時代の道路の跡が出てきて、同じ場所を利用していたことに、面白いなと思いました」と答えてくださいました。今回の場所は縄文時代の環状集落に囲まれているような場所だったので、違う時代の遺跡が見つかり、おどろいたそうです。すごいですね。
 また、「発掘の時に気を付けていることはなんですか」と質問すると、「一発勝負だから、慎重に壊さないようにやっています」とのことでした。その場所にしかないものなので、すごく真剣にやるそうです。また、土器などの遺物を見逃さないことも大切とおっしゃっていました。
 私は、1つの遺跡からこんなにもいろいろなことがわかるんだなと感動したし、「戦国時代に有力者がいたかも」という話を聞いてどきどきしました。今自分が学校で勉強している歴史と照らし合わせることが出来て面白かったです。
 これからも地域の歴史をどんどん発掘していってほしいと思います。良い体験になりました。

(令和4年11月24日投稿)

見学会の様子
(見学会の様子)
丁寧に教えていただきました
(丁寧に教えていただきました)

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