【子ども記者通信】介助犬について(法典西小学校 村井 亮太さん)

更新日:令和4(2022)年10月6日(木曜日)

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法典西小学校 村井 亮太

 今回僕は、船橋市内にある千葉介助犬協会にお話しを伺いにいきました。介助犬は、盲導犬、聴導犬と同じ補助犬です。補助犬とは、目や耳、手足の不自由な方をサポートしている犬です。その中でも介助犬は、手足の不自由な方の日常をサポートしています。介助犬を育成するためにはたくさんの苦労があるそうですが、介助犬になれるのは訓練した10頭の内、なんと3頭の割合だそうです。その上、介助犬は他の補助犬と比べて知名度が低く、頭数もとても少ないです。2022年4月現在、全国で盲導犬が848頭なのに対し、介助犬は僅か58頭しかいません。なお、船橋市には現在活動中の介助犬は1頭いるそうです。
 施行から今年で20年となる、身体障害者補助犬法も周知されていない現状があります。この法律では、ユーザーが公共施設や飲食店、商業施設などに補助犬を同伴しても良いという権利が守られており、相手側はそれを受け入れなければならない義務があります。しかしながら、同伴拒否をされたことがあるユーザーは、2015年には66%にも上るというデータがありました。補助犬は「ペット」ではなく「働く犬」として認められているのに、なぜ同伴を拒否されるのかとても疑問に感じました。介助犬は必要としている人に対して普及率はたった0.5%という厳しい状況にあります。しかし、介助犬は1円玉も拾える程訓練されている賢い犬です。
 僕はこの取材を通じて、介助犬を必要としている方全員が利用できる環境になってほしいと思いました。その第一歩として皆さんに介助犬を知ってもらえれば嬉しいです。

(令和4年9月23日投稿)

説明を受ける様子

(訓練士の方から説明を受ける様子)

介助犬と一緒に
(1円玉も拾える介助犬(PR犬)と一緒に)

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