【子ども記者通信】「わくわく市場探検隊」に参加しました(二和小学校 吉村 喬さん)

更新日:令和4(2022)年11月15日(火曜日)

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二和小学校 吉村 喬

 僕は船橋駅のそばにある船橋市地方卸売市場の「わくわく市場探検隊」という見学ツアーに参加しました。このツアーに参加したことで、僕は市場のことを紹介できる「特別隊員」に認定してもらいました。そこで、この見学ツアーでの体験や、船橋市地方卸売市場の魅力をみなさんに伝えたいと思います。
 ツアーは船橋市場全体についての説明や探検の順路を案内する映像を見て、予備知識を得ることから始まります。卸売市場の役割とは、日本全国から様々な品物を仕入れ、競りなどで値段をつけること、そしてそれらをスーパーマーケットや飲食店などに届けて僕たち消費者に提供することです。卸売市場には僕が見たことのある飲食店のトラックも来ていて、思っていたよりも市場が身近な存在だと気づきました。
 いよいよ東京ドーム2.5個分という広さの市場を探検します。まずは青果・水産卸売場へ。船橋市地方卸売市場には、「梨」だけとってみても船橋市はもちろん、白井市や鎌ヶ谷市、山形県や福島県の梨も届いていました。それだけ生鮮食品の流通の拠点になっているということがわかりました。梨の他にも小松菜や玉ねぎやみかん、マグロやスズキ、鯛などたくさんの品物が並んでいました。
 マグロの競り場では競りの体験をしました。魚の競りは、新鮮さを保つためスピードが重要だそうです。しかし、買いたい人が一斉に値段を口に出してしまうと何を言っているのかわからなくなってしまうので、指で数字を表す「指やり」という手段で競りをします。普段と違う指の使い方でちょっと戸惑いましたが、僕は梨を競り落とすことができました。
 次に向かったのは冷蔵庫棟です。そこには新鮮さを保つためにマグロを保管しているというマイナス50℃近い温度の冷凍庫があり、僕たちも中に入れてもらうことができました。半袖半ズボンだったのでとても寒くて、息がまつ毛についてあっという間に凍るほどでした。凍ったバナナで釘打ち体験もしました。あの寒さの中で保管されたマグロなら新鮮なこと間違いなしだなと思える貴重な経験でした。
 このほかにもクイズコーナーや魚との記念撮影、お土産ももらえて、とても勉強になる充実した見学ツアーでした。
 船橋市地方卸売市場は水産物仲卸店舗の一部や、すぐそばにある関連事業者店舗で一般のお客さんも買い物や食事をすることができます。僕も見学ツアーの後にマグロを買いましたが、値段は驚くほど安かったのに、今まで食べた中で一番ぐらいにおいしかったです。市場に届いた水産物をその場で買えるのはとても魅力的だし、店員さんも気さくに話しかけてくれて、買い物をするだけでも楽しめると思います。
 船橋市民の台所、船橋市地方卸売市場に皆さんもぜひ出かけてみませんか。

(令和4年10月4日投稿)

堆く積まれた青果
   (たくさんの品物が並んでいます)

冷凍庫 入室体験
   (マイナス50℃の冷凍庫に入りました)

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