【子ども記者通信】あたたかい社会を作るために~福祉体験講座~(海神小学校 黒木 理乃さん)
私は、船橋市身体障害者福祉センターが開催した小学生福祉体験講座に参加しました。この講座は、当事者の話を聞いたり、体験したりして、正しい知識をつけてもらうために行われています。普段の生活で困っていることを聞くと、視覚障害の講師の方は「駅でどのホームに電車が来たか分からない」「横断歩道でいつ、わたればいいのか分からない」、左の手足が不自由な講師の方は「エスカレーターでは、右の手すりにつかまる為、左によることができず右側に立っているけれど、みんなと同じように歩いて昇れない」と教えてくださいました。
体験コーナーでは、片手だけを使って服を着たり脱いだりする体験をしました。皆さんは、不自由な腕ともう一方の腕、どちらの腕から袖を通したほうがいいと思いますか。正解は不自由な方の腕からです。
私は、今回初めて障害者の方から直接お話を聞くことができました。今までは、身近なところに障害者の方がいなかったので、「私たちとは違う人」だと思い、あまり知ろうとしていませんでした。しかし、今回の体験をきっかけに、もっと障害者について知りたいと思うようになりました。そして、障害者の方が困っているのを見かけたら、声をかけてお手伝いできることがあるか聞いてみようと思いました。
最後に、視覚障害者の講師の方にお聞きした小学生へのメッセージを紹介します。「まずは、障害について関心を持ってほしいです。そして講座に参加して、直接、障害者の方の話を聞いて、勉強し、障害者についての正しい知識や理解を深めてほしいです。正しい知識を持つことで、自信を持って困っている人に声をかけられるようになってほしいです。知識を得ると想像することができ、思いやることができるようになります。皆さんに思いやりの心を育ててほしいです。そして、誰もが住みやすい、あたたかい社会を作ってほしいです。期待しています。」
みなさんも、ぜひ講座に参加してみてください。
(令和4年8月24日投稿)
(視覚障害者の島根さんに取材しました)
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