【子ども記者通信】心ほっこり、1年生お助け隊!!(若松小学校 矢代 結莉さん)

更新日:令和4(2022)年7月23日(土曜日)

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若松小学校子ども記者

 皆さんは「1年生お助け隊」を知っていますか。これは、若松小6年生が今年から始めた取り組みです。この活動について、学年主任の先生に取材をしたところ、私たちが1年生のときにお世話になった若松小の先輩方への恩返しというのが本来の目的で、すでに卒業した先輩の代わりに、1年生をお手伝いすることでその目的を果たせればという思いから生まれた活動だそうです。この活動を通して、6年生に自分で考えて行動できるようになってほしいともおっしゃっていました。1年生が教室内でけがをしたときに、先生が不在でも6年生自身が考えて、保健室や職員室に連れていくという判断が出来るようになるなどが一例です。

 この活動は、6年生の各クラスを2グループずつに分け、1週間に1回、1年生のクラスを担当し、朝と給食後に行います。朝には、宿題の提出や連絡帳書きの手伝い、ランドセルの片づけなどをします。給食後は、1年生の給食当番さんと一緒に、食缶の片づけや配膳台の片づけ、掃除の手伝いを行います。

 活動をする中で大変だった事は、朝の登校後と給食後、すぐ1年生の教室に行かなければならないため、常に時間を気にする必要があったことです。また最初は、ひらがながあまり書けない、掃除の仕方が高学年と違う、ということがあり、教え方に工夫が必要でした。給食の片づけに関しては、「手伝って」「教えて」の声掛けが多く、常に人手不足状態で大変でした。けれど、「ありがとう」と言われたり、折り紙でウサギを作ってプレゼントしてくれたりすることもあり、心があったかくうれしい気持ちになり頑張ろうと思えました。何より1年生はみんな可愛くて、心の癒しになっています。活動中に気を付けていることは、1年生の身長に合わせ話すときは膝立ちをして目線を合わせて話すようにしていることです。

 このように1年生お助け隊は、1年生のサポートをする活動ですが、逆に1年生から学んでいることもあります。それは、感謝を伝える大切さや、反抗期の6年生にはない、先生の話や指示を素直に聞くまっすぐな気持ちです。私はこれからも1年生とたくさん交流して、1年生に教えたり1年生から学んだりしながら楽しく活動したいと思っています。

(令和4年7月9日投稿)

1年生お助け隊

(目線を合わせることで、1年生との距離が、ぐっと近付きます)

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