【子ども記者通信】親子が温かい気持ちになれるところ(南本町小学校 南波 芽依さん)

更新日:令和4(2022)年6月1日(水曜日)

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南本町小学校 南波芽依

 私は2011年2月生まれで、生後間もなく東日本大震災がありました。余震や計画停電の中、実家が遠い母にとって初めての子育ては不安なスタートだったそうです。船橋市のこんにちは赤ちゃん事業で自宅訪問してくれた保健師さんに南本町子育て支援センターを教えて頂き、母は後日生後4ヶ月の私を抱いて大荷物を抱え、本中山の自宅からやっと子育て支援センターへ到着しました。母がトイレへ行く時に、職員の方が私を抱いていてくれて、赤ちゃんだった私に「お母さん大荷物でお出掛けしてくれて良かったね。お母さん頑張っているね」と話しかけている声が母にも聞こえて、嬉しくて有難くて気持ちが温かくなり、涙が出たと話してくれました。

 現在は子育て支援センターの近所に引越し、その話を聞く度に「子育て支援センターはどのような所だったのだろう。コロナ禍でどのような活動をしているのだろう」ということが知りたくて取材させて頂きました。

 子育て支援センターに入ると、取材日の4月27日には色々な場所に手作りの鯉のぼりが飾られていて、私も赤ちゃんの頃に作った手形スタンプの鯉のぼりを、大きくなった手を少しすぼめて、赤ちゃん達と一緒に作らせて頂きました。現在子育て支援センターでは、妊娠中から就学前の親子を対象に子育て支援コーディネーター(保育士・看護師・栄養士・心理発達相談員)が子育て相談に対応してくれます。コロナ禍でオンライン交流会や個別相談も実施しています。外国人向けの案内や、ミルクを作る為に適温で用意されたポット、ミルクを冷ますお水まで準備してくれていました。

 所長の村田さんや職員の皆さんが、次々に来館する赤ちゃんを名前で呼んでご挨拶している様子を見て、以前母が感じたように私も温かい気持ちになりました。子育て支援センターは、昔も今も利用する親子が温かい気持ちになれる場所であり、初めて出産する様々な年齢や、外国人のお母さんにとっても安心して過ごせる場所です。

 現在妊娠中のお母さんや、赤ちゃんのお父さんお母さん、是非利用して温かい気持ちになってください。

(令和4年5月2日投稿)

南本町子育て支援センター
(赤ちゃんの頃以来となる手形スタンプの鯉のぼりづくり)

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