【子ども記者通信】文化って何だ!? ~能楽体験教室を通して~(飯山満小学校 原綾音さん)

夏休みに船橋市で開催された「みんなの能楽教室」に友人と参加しました。これは文化庁が行っている、”子供たちのための伝統文化の体験機会回復事業〟の一環です。
教えてくださるのは観世流能楽師の松木千俊(ちとし)先生です。体験教室は、感染症対策をしっかりと行った上で小さい子供からお年寄りまでが参加し、能の歴史を学んだり、実際に能面をかけてみたり、扇を持って能の一部を舞ったりしました。
”能の教室〟と言われると、少し堅いイメージがあったのですが、先生方のおかげで場の雰囲気がとても和やかで、とにかく楽しく学べました。小さい男の子が自分から般若の面をかけたり、積極的に質問をするおばあちゃんがいたりと、みんな自分らしく能に触れ合っていました。先生の説明も、例えば「歌舞伎が映画だとしだら、能は絵画。能は何を言っているかわからないから、見ている人たちは『今はこういうことを言っているんだろうな』とか想像するでしょ。能の魅力はそういうところなんです」などと分かりやすくて面白かったです。
松木先生は、「能は日本を代表する文化の一つ。まずは”好き〟”嫌い〟関係なく、知ることが大事。知っていると知らないとだと全然違うでしょ。日本はね、もっと文化を大切にするべきなんだよ。文化はかたちのないもの。それが今一番必要だと思う。文化はその国の考え方。世界中でお互いの文化の交流などをすれば、世界はもっと理解し合えるはず」とおっしゃっていました。先生のお話を聞いて、私は「文化は平和そのものなんだ」と感じました。地球の未来を担っている私たち子供が、文化を大切にすること、知らなかったことを体験し知ること、それを伝え合うこと。そのことがこれからの世界の平和へつながるものなのだと思いました。
(令和3年8月30日投稿)
扇を持って能の一部を体験できました
皆が楽しく能を体験していました
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