【子ども記者通信】「平和の集い」に参加して(高根小学校 安藤瑞季さん)

更新日:令和3(2021)年11月2日(火曜日)

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高根小学校子ども記者

  10月16日、市民文化ホールで開催された「平和の集い」に行きました。「平和の集い」とは、船橋市が昭和61年12月19日に「平和都市宣言」を行って以来、平和の大切さや戦争の悲惨さを伝えるために開催している事業です。
 今年は、太平洋戦争末期に保育園児として集団疎開を体験された小倉みどりさんのお話と、その小倉さんがいた疎開保育園の実話を元にした「あの日のオルガン」という映画の上映がありました。この集いに参加して、驚いたことが3つあります。
 1つめは、全部の挨拶やお話に、手話と手書きの字幕がついていることでした。映画もUDCast対応といって、スマホのアプリで音声ガイド再生ができるものだそうで、いろいろな人が楽しめるよう工夫されていました。私は弱視なので、もし今より視力が落ちたら映画は観られないかな、と思っていたけれど、補助する仕組みがあることを知って安心しました。
 2つめは、小倉さんがお年寄りだったことです。集団疎開をした当時はまだすごく小さくて、ほとんど記憶がないと話されていました。でも、疎開先に面会にきたお母さんたちと別れるとき、桜の木に登っていつまでも手を振ったことは覚えているそうです。戦争が終わって、小さかった小倉さんがお年寄りになるくらい時間がたっているのに、まだ地球上から戦争がなくなっていないのはどうしてなんだろう、と思いました。
 3つめは、映画での空襲のシーンです。サイレンが鳴ったかと思うと家が燃えて、「そっちは危ない!」「早く逃げて!」とスクリーンに向かって心の中で叫んでいました。そこにいた人たちはどんなに怖かったことだろう、と思いました。大切な人を亡くして、何もかも失って、それでも仕事も生活も続けないといけなくて、息を殺して生きていくなんて、どんなにつらかっただろうと思いました。日本が無条件降伏して戦争が終わったシーンでは、はりつめていた気持ちがホッとして、ボロボロ涙が出てきました。
 新型コロナウイルスの影響で1年以上どこにも出かけていなかったので、平和の集いには「映画が観られるんだ!楽しみ!」という軽い気持ちで参加しました。けれど今は、こうして映画が観られることや、家族そろって安全に出かけられることが、どんなに有り難いことかを強く感じています。友達と遊んだり、勉強したりできるのも平和だからこそなんだと思います。そしてこの平和は、日本が大きな犠牲を払った上に積み重ねてきたものなんだということが分かりました。
 映画の中で、「空襲は人を選ばない、どこへ逃げても追いかけてくる」というセリフがありました。年齢や、住んでいる場所に関係なく犠牲になる、というのはコロナにも似ています。でも、戦争は、ウイルスと違って、踏みとどまろうと思ったら止められるものだと思います。意見や考えの違いを、武器や争いで解決してはいけないと思います。相手を思いやり、お互いを尊重して、理解し合えるように努力して、これからも平和を守っていきたいと思いました。

 (令和3年10月22日投稿)

平和のつどいロビーの様子
(平和写真展の様子)

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