結核集団感染事例の発生について

更新日:平成29(2017)年12月5日(火曜日)

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結核集団感染事例の発生について

船橋市在住の結核患者を発端とする結核の集団感染事例が発生したことが保健所の調査で判明しましたので、市民の皆様への注意喚起の観点からお知らせします。

これまでに、発病者5名(介護事業所職員・入所者)、感染者20名(家族2名、介護事業所職員18名)が確認されていますが、発病者及び感染者は既に治療を行っていること、発病者はごく初期の状態で発見されたため排菌していないことから、周囲に感染させることはありません。

経過

・平成28年6月

患者A(90代、女性)に、食欲低下・体重減少・微熱が出現した。

・平成28年8月

患者Aが、かかりつけ医療機関を受診し、肺結核と診断された。
市保健所にて患者Aの家族1名の感染を確認した。

・平成28年11月

市保健所にて患者Aの家族もう1名の感染を確認した。
患者Aが利用していた介護事業所の接触者調査で事業所職員7名の感染を確認。うち、1名の発病を確認した。
患者Aが利用していた別の介護事業所の接触者調査で事業所職員1名の発病を確認した。

・平成28年12月

介護事業所の接触者調査の対象者を拡大。
新たに事業所職員8名の感染を確認。うち、2名の発病を確認した。

・平成29年2~8月

介護事業所において、新たに6名の感染を確認。うち1名の発病を確認した。

・平成29年10月

継続中の接触者調査において、事業所職員1名の感染を確認した。

〈12月5日現在の感染者数〉

感染者25名(うち発病者5名) ※患者Aは除く

市民の皆様へ

・結核の初期症状は風邪の症状とよく似ています。「2週間以上続く咳」は結核を疑い、必ず医療機関を受診しましょう。

・高齢者は、咳などの症状が出にくい場合があります。食欲が低下した、元気がない、体重が減ったなど、いつもと違う様子が見られたら、早めに医療機関を受診しましょう。

・市や職場などで行われている健診は必ず受診し、早期発見に努めましょう。

・健康診断などで異常が指摘された場合は、必ず速やかに専門の医療機関を受診しましょう。

結核とは

 結核は、結核菌という細菌によっておこる感染症です。患者の咳などに含まれた結核菌を吸い込むことで感染します。食器や衣類などを介して感染することはありません。結核患者が周囲にいるすべての人に感染させるわけではありません。また、感染した人すべてが発病するわけではありません。発病すると、咳、たん、発熱など風邪に似た症状が続きます。

発病と感染

発病とは・・・感染し、症状が出て、胸部エックス線検査等で結核といえる陰影がある状態。結核菌を排菌していることもある。

感染とは・・・結核菌が体の中に侵入しているが、無症状で、胸部エックス線検査で結核といえる陰影がなく、排菌もない。発病していない状態。

※感染者や、発病しても排菌していない患者は、周囲の人に感染させることはありません。

結核集団感染の定義

同一の感染源が、2家族以上にまたがり、20人以上に結核を感染させた場合をいう。ただし、発病者1人は6人が感染したものとして感染者数を計算する。「結核に係る感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第17条に規定する健康診断の取扱いについて」(平成19年3月29日付け健感発第0329002号厚生労働省健康局結核感染症課長通知)

結核の届出・接触者健診について

 最初に結核と診断した医師が、最寄りの保健所に直ちに届出をすることとなっています。その後、患者の居住地を管轄する保健所に情報が送られ、結核治療の支援が行われます。接触者健診は、保健所で結核菌の感染を調べるIGRA検査(血液検査)、結核の発病を調べる胸部エックス線検査などを行います。

結核の発生状況

世界的に見て、日本は結核中まん延国となっています。結核罹患率は減少傾向にはありますが、減少率は鈍化しています。
平成27年新登録結核患者数
全国 18,280人 船橋市 112人 
平成27年罹患率(人口10万人対の新登録結核患者数) 
全国 14.4(対前年比1.0減) 船橋市 18.0(対前年比0.5減)

この記事についてのお問い合わせ

保健所保健総務課 結核感染症係

〒273-8506千葉県船橋市北本町1-16-55

受付時間:午前9時から午後5時まで 休業日:土曜日・日曜日・祝休日・12月29日から1月3日

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