結核集団感染事例の発生について

更新日:平成30(2018)年1月4日(木曜日)

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結核集団感染事例の発生について

船橋市在住の結核患者を発端とする結核の集団感染事例が発生したことが保健所の調査で判明しましたので、市民の皆様への注意喚起の観点からお知らせします。なお、両件とも接触者調査を継続中です。

発病者及び感染者は現在治療を行っており、周囲に感染させることはないことから、新たな感染拡大の恐れは低いと判断しています。

※本件に関するよくあるご質問はこちら。(PDF形式 83キロバイト)

経過

事例1

・平成24年~平成27年

患者A(30代、男性)は、健診で肺の異常を指摘されていたが、医療機関を受診していなかった。

・平成28年4月

患者Aは、もともと慢性的な咳があったが、この頃から咳・たんが増強し、体重減少、手の震えが出現した。

・平成28年6月

近医を受診、肺炎と診断され抗生剤を内服するが、症状は改善しなかった。

・平成28年7月~8月

患者Aが別の医療機関を受診し、肺結核と診断された。接触者調査で、別居家族の2名の感染、勤務先(学習塾)の同僚4名の発病と6名の感染を確認した。また塾生徒への接触者調査で10名の発病と33名の感染を確認した。

・平成28年9~10月

接触者調査の範囲を拡大し、塾生徒の保護者、友人等の接触者調査を実施。調査の結果、下記の通り、発病者及び感染者を確認した。

〈平成29年6月15日現在までの統計〉

感染者74名(うち24名が発病)

※患者A、同僚、生徒、保護者、家族、友人含む

 発病者及び感染者は既に治療を行っていること、発病者はごく初期の状態で発見されたため、周囲に感染させることはないことから、新たな感染拡大の恐れは極めて低いと判断しています。

事例2

・平成27年11月

患者B(60代、男性)が、発熱と倦怠感の症状があり、医療機関を受診し肺結核と診断された。

・平成27年12月~平成28年4月

患者Bが利用した施設(遊技場)の接触者調査で、従業員3名の発病と同じく従業員2名の感染を確認した。また、これとは別に医療機関から結核の届出のあった発病者2名が過去に当該施設(遊技場)を利用していたことが判明した。

・平成28年7月

発病者5名から検出された結核菌を検査した結果、患者Bから検出された結核菌と遺伝子型が一致したことを確認した。

・平成28年9~10月

利用者の接触者調査を実施。調査の結果、下記の通り、発病者及び感染者を確認した。

〈平成29年12月26日現在までの統計〉

感染者22名(うち11名が発病)

※患者B、従業員、利用者含む

発病者及び感染者は既に治療を行っていること、発病者はごく初期の状態で発見されたため、周囲に感染させることはないことから、新たな感染拡大の恐れは極めて低いと判断しています。

結核とは

 結核は、結核菌という細菌によっておこる感染症です。患者の咳などに含まれた結核菌を吸い込むことで感染します。食器や衣類などを介して感染することはありません。結核患者が周囲にいるすべての人に感染させるわけではありません。また、感染した人すべてが発病するわけではありません。発病すると、咳、たん、発熱など風邪に似た症状が続きます。

発病と感染

発病とは・・・感染し、症状が出て、胸部エックス線検査等で結核といえる陰影がある状態。結核菌を排菌していることもある。

感染とは・・・結核菌が体の中に侵入しているが、無症状で、胸部エックス線検査で結核といえる陰影がなく、排菌もない。発病していない状態。

※感染者や、発病しても排菌していない患者は、周囲の人に感染させることはありません。

結核集団感染の定義

同一の感染源が、2家族以上にまたがり、20人以上に結核を感染させた場合をいう。ただし、発病者1人は6人が感染したものとして感染者数を計算する。「結核に係る感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第17条に規定する健康診断の取扱いについて」(平成19年3月29日付け健感発第0329002号厚生労働省健康局結核感染症課長通知)

結核の届出・接触者健診について

 最初に結核と診断した医師が、最寄りの保健所に直ちに届出をすることとなっています。その後、患者の居住地を管轄する保健所に情報が送られ、結核治療の支援が行われます。接触者健診は、保健所で結核菌の感染を調べるIGRA検査(血液検査)、結核の発病を調べる胸部エックス線検査などを行います。

結核の発生状況

世界的に見て、日本は結核中まん延国となっています。結核罹患率は減少傾向にはありますが、減少率は鈍化しています。
平成28年新登録結核患者数
全国 17,625人 船橋市 140人 
平成28年罹患率(人口10万人対の新登録結核患者数) 
全国 13.9(対前年比0.5減) 船橋市 22.3(対前年比4.3増)

市民の皆様へ

・結核の初期症状は風邪の症状とよく似ています。「2週間以上続く咳」は結核を疑い、必ず医療機関を受診しましょう。

・市や職場などで行われている健診は必ず受診し、早期発見に努めましょう。

・健康診断などで異常が指摘された場合は、必ず速やかに専門の医療機関を受診しましょう。

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この記事についてのお問い合わせ

保健所保健総務課 結核感染症係

〒273-8506千葉県船橋市北本町1-16-55

受付時間:午前9時から午後5時まで 休業日:土曜日・日曜日・祝休日・12月29日から1月3日

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