結核集団感染事例の発生について

更新日:平成30(2018)年12月25日(火曜日)

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結核集団感染事例の発生について

船橋市在住の結核患者を発端とする結核の集団感染事例が発生したことが保健所の調査で判明しましたので、市民の皆様への注意喚起の観点からお知らせします。なお、接触者調査については継続中です。

発病者及び感染者は現在治療を行っており、周囲に感染させることはないことから、新たな感染拡大の恐れは低いと判断しています。

経過

事例

・平成30年10月

患者B(60代、女性)が、市内医療機関にて、肺結核と診断された。患者Bの保健所の調査により、市外に住む別居家族患者C(40代、男性)も既に結核と診断されていたこと、また、既に死亡している家族(患者A(70代、男性))が亡くなる前に咳をしていたことを確認した。

・平成30年11月

患者Aが入院していた市内医療機関に対し保健所が確認を依頼したところ、患者Aが入院していた平成29年9月に肺結核であった可能性が高いと当該医療機関が判断し、患者Aの結核発生届が提出された。また、既に結核を発病していた患者2名(患者D(60代、男性)、患者E(5歳未満、男児))が、患者Aと同時期に同じ病棟に入院していたことが判明した。

・平成30年12月

患者B、患者D、患者Eから検出された結核菌の遺伝子型が一致したことを確認。また、患者Aが入院時に接触していた当該医療機関の医療従事者より発病者2名(患者F(20代、女性)、患者G(20代、女性))を確認した。これらのことから、患者Aを発端とする結核の集団感染事例として判断し、厚生労働省に報告した。

〈平成30年12月25日現在までの統計〉

感染者6名(うち6名が発病)

結核とは

 結核は、結核菌という細菌によっておこる感染症です。患者の咳などに含まれた結核菌を吸い込むことで感染します。食器や衣類などを介して感染することはありません。結核患者が周囲にいるすべての人に感染させるわけではありません。また、感染した人すべてが発病するわけではありません。発病すると、咳、たん、発熱など風邪に似た症状が続きます。

発病と感染

発病とは・・・感染し、症状が出て、胸部エックス線検査等で結核といえる陰影がある状態。結核菌を排菌していることもある。

感染とは・・・結核菌が体の中に侵入しているが、無症状で、胸部エックス線検査で結核といえる陰影がなく、排菌もない。発病していない状態。

※感染者や、発病しても排菌していない患者は、周囲の人に感染させることはありません。

結核集団感染の定義

同一の感染源が、2家族以上にまたがり、20人以上に結核を感染させた場合をいう。ただし、発病者1人は6人が感染したものとして感染者数を計算する。「結核に係る感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第17条に規定する健康診断の取扱いについて」(平成19年3月29日付け健感発第0329002号厚生労働省健康局結核感染症課長通知)

結核の届出・接触者健診について

 最初に結核と診断した医師が、最寄りの保健所に直ちに届出をすることとなっています。その後、患者の居住地を管轄する保健所に情報が送られ、結核治療の支援が行われます。接触者健診は、保健所で結核菌の感染を調べるIGRA検査(血液検査)、結核の発病を調べる胸部エックス線検査などを行います。

結核の発生状況

世界的に見て、日本は結核中まん延国となっています。結核罹患率は減少傾向にはありますが、減少率は鈍化しています。
平成29年新登録結核患者数
全国 16,789人 船橋市 81人 
平成29年罹患率(人口10万人対の新登録結核患者数) 
全国 13.3(対前年比0.6減) 船橋市 12.8(対前年比9.5減少)

市民の皆様へ

・結核の初期症状は風邪の症状とよく似ています。「2週間以上続く咳」は結核を疑い、必ず医療機関を受診しましょう。

・市や職場などで行われている健診は必ず受診し、早期発見に努めましょう。

・健康診断などで異常が指摘された場合は、必ず速やかに専門の医療機関を受診しましょう。

この記事についてのお問い合わせ

保健所保健総務課 結核感染症係

〒273-8506千葉県船橋市北本町1-16-55

受付時間:午前9時から午後5時まで 休業日:土曜日・日曜日・祝休日・12月29日から1月3日

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