アルコール健康障害

更新日:平成31(2019)年4月2日(火曜日)

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ご存知ですか?『アルコール健康障害』

アルコール健康障害とは?

 アルコール依存症その他の多量の飲酒、未成年の飲酒、妊婦の飲酒等の不適切な飲酒の影響による心身の健康障害のことを言います。

アルコールと関連する病気について

(1)メタボリックシンドローム

高血圧や高脂血症(脂質異常症)、高血糖にはお酒の飲みすぎが関与している場合が多数見うけられます。

 (2)うつ病と自殺

アルコール依存症とうつ病の合併は頻度が高く、アルコール依存症にうつ症状が見られる場合やうつ病が先で後から依存症になる場合などいくつかのパターンにわかれます。アルコールと自殺も強い関係があり、自殺した人のうち3分の1の割合で直前に飲酒がみとめられます。またアルコール依存症の人は依存症でない人に比べて自殺の危険性が約6倍とされています。

 (3)認知症

アルコール依存症および大量飲酒者には脳萎縮が高い割合で見られること、大量飲酒したりアルコールを乱用した経験のある人では認知症になる人が多いといった疫学調査結果から、大量の飲酒は認知症の危険性を高めることが示されています。

 (4)胎児性アルコール症候群

妊娠中の母親の飲酒は、胎児・乳児に対して低体重・顔面を中心とする奇形・脳障害などを引き起こす可能性があり、胎児性アルコール症候群と言われます。胎児性アルコール症候群に治療法はなく、また少量の飲酒でも妊娠のどの時期でも生じる可能性があることから、妊娠中の女性は完全にお酒を止めるようにしましょう。

 適量な飲酒量とは

ビール中ビン(500ml)

チューハイ350ml缶なら1本

日本酒1合(180ml)

ウィスキーダブル1杯(60ml)

焼酎コップ半分(100ml)

ワイン2杯(240ml)

アルコール依存症の話

  アルコール依存症は、「飲酒を自分の意思でコントロールできなくなる病気」です。そのため健康や家庭生活、社会生活がそこなわれていきます。「自殺」や「飲酒運転」、「ドメスティック・バイオレンス(DV)」や「虐待」など様々な社会問題との関連があり、慢性化する進行性の病気のため飲み続けていれば状況は悪化します。

アルコール依存スクリーニングテスト(CAGEテスト)

・飲酒量を減らさなければと感じたことがありますか?

・人から飲酒を批判されて、気に障ったこと困ったことがありますか?

・自分の飲酒について後ろめたさを感じたことがありますか?

・神経を落ち着かせたり、二日酔いを治すために迎え酒をしたことがありますか?

※2項目以上当てはまる場合は、アルコール依存症の可能性があります。

Aさんの場合

55歳会社員のAさんは、営業の仕事からお酒を飲む機会も多く、接待や会社の同僚とのコミュニケーションをとる上でも(1)「酒がのめなければ仕事にならない。」と考えています。しかし今年入社した新人社員Bさんはお酒に弱く、Aさんとしては歯がゆい思いでいっぱいです。そのため新人社員のBさんが周囲に早く馴染めるよう酒の席を設けては、(2)酒を飲むよう勧めたりつい厳しい口調でBさんを怒ってしまいます。そのためBさんは翌日二日酔いとなり会社に遅刻したり、休んでしまうこともあり、最近は元気がないようです。

Aさん自身も健康診断では(3)肝機能の数値が悪く、高血圧や高血糖を指摘されています。また眠りが浅く、上手く眠れないこともあり(4)寝酒を飲むことも増えました。休日は朝からビール→焼酎と飲み一日を過ごしており、飲みすぎるとつい気が大きくなり家族に対して(5)怒鳴ったり、手をあげたりしてしまうこともたびたびあるため、家族からは煙たがられ、寂しさを感じています。またお酒が抜けた次の日には「悪いことをした」と思うものの、上手く謝ることもできず、気まずさから自宅にいるとお酒に手が伸びてしまいます。

Aさんはある日、会社の保健師と面接し「週のうち2日は休肝日を作ること」や「適量飲酒」などの健診後の指導受けました。問われるままに普段の飲酒の習慣について話してみると、気持ちの整理がつき、Aさん自身も最近元気のない新入社員のBさんの様子や家族との関係に悩んでおり、はじめてその出来事に飲酒が関係していることに気づきました。保健師からは(6)身近な相談の場として保健所を案内され、予約をすれば専門の医師の相談も受けられるとのことなので、早速電話をしてみようと思っています。

 ※ (1)・・・日本では「酒を酌み交わすことで仲を深める」というような飲酒がコミュニケーションの手段として用いられることが多いく、接待や職場や友人関係の親睦を深めるために飲酒をする機会を持ちます。

(2)・・・アルコールの無理強い。イッキ飲みの強要などを「アルコール・ハラスメント(アルハラ)」といいます。短時間の大量飲酒は急性アルコール中毒となり、死を招くこともあります。

(3)・・・アルコール健康障害。習慣飲酒は生活習慣病の原因になるといわれています。

(4)・・・寝酒は睡眠の質を落とすばかりだけでなく依存症になりやすい飲み方です。

(5)・・・激しい暴力と飲酒とは関連が強く、家族の心身に多大なダメージを与えます。

(6)・・・船橋市保健所ではお酒のご相談を受け付けています。

お酒のことでお悩みの皆さんへ

保健所では、お酒の問題でお困りの皆さんからの相談を受け付けています。

自分自身のこと、ご家族のこと等、ひとりで悩まずに、お気軽に相談ください。

船橋市保健所 地域保健課 精神保健福祉係 電話番号 047-409-2859

日時:月曜日~金曜日(祝日除く)午前9時~午後5時

(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット)

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〒273-8506千葉県船橋市北本町1-16-55(保健福祉センター2階)

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