船橋市立 丸山小学校

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わんぱくタイム

最終更新日:令和3(2021)年8月3日(火)

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豊かな心を育てる「わんぱくタイム」とは

 本校では、遊びを通して豊かな人間性や社会性を育てるというねらいに基づき、四半世紀にわたり、異学年交流の時間として、異年齢集団による遊びの時間「わんぱくタイム」を設けてきました。

平成27年度から全校児童は、毎週木曜日の5校時前25分間、校庭に出て遊びや運動に親しみます。丸山小学校の子供たちは、みんなわんぱくタイムが大好きです。学年やクラスが違っても、自然と仲良くなることができ、学校中にたくさんの友だちがいます。

 上級生は下級生の面倒を見ることで思いやりの心が育まれ、下級生は上級生を見て尊敬する心が生まれる、子供たち同士のつながりの深い活動です。このわんぱくタイムの活動は、本校の教育活動の根幹です。

 海外では、あえて異年齢集団の学級で生活し活動するオランダのイエナプランなどが成果を上げていますが、国内でこれほど本格的な縦割り班活動は例が無く、平成20年にはNHK教育テレビ「わくわく授業」で全国に放映されました。

第2の学級「わんぱく班」

 児童は、全校で12ある縦割り集団「わんぱく班」に所属しています。それぞれの班に、わんぱく委員である班長(6年生)と副班長(5年生)がいて、計画から指示・統率まで集団をリードします。1つの班は、1年生から6年生までの約28名前後の児童で構成されています。班には、担当教諭が付き、活動を見守ります。

活動の様子

 6年生は、パートナーの1年生を迎えに行き、お世話をします。1年生は、パートナーのお兄さんお姉さんがいて、ある子は大はしゃぎ、ある子はべったり甘えて、嬉しそうです。

班長の挨拶 

新型コロナウイルス感染症の予防対策により、令和2年度は、ほとんど活動できませんでしたが、

令和3年度は、6月から活動がスタートしました。このまま順調に実施できることを願っています。

はじめに 説明※令和3年度の様子

班ごとに、班長さんが今日の遊びを説明します。

その後は、元気に遊びます。

鬼ごっこだるまさんが転んだSケン

下の画像は令和3年度です。コロナ禍、みんな、コロナウイルス感染予防のため、

マスクをして遊んでいます。それでも楽しい時間なのです。

遊び1遊び2遊び3

そして、活動の振り返り、「終わりの会」。

終わりの会 振り返りの時間

左の画像が平成30年度、右の画像が令和3年度の様子。

挨拶をして、教室に戻ります。まるで、森の中の家に戻るような感覚です。

教室へ1 教室へ2

その他の主なわんぱく班での活動

 室内わんぱく(わんぱく集会の出し物を班長さん中心に異学年で準備したり、卒業する6年生のために教室を飾り付けて班で給食を食べたり、キャッチフレーズを話し合ったりと、室内でも班で活動します。)

室内わんぱく(話し合い)室内わんぱく(個別活動)

運動会(わんぱく班での競技もあります )

白組赤組

わんぱく集会(わんぱく班で協力し、体を動かして楽しく遊べるゲームコーナーを作ります。)

わんぱく集会(なわとび)わんぱく集会(キャタピラー)わんぱく集会写真(的当て)わんぱく集会写真(説明中)わんぱく集会写真

なかよし給食(わんぱく班ごとに、校庭などで給食を食べます。)

なかよし給食@校庭なかよし給食@屋上

ねらい

 「豊かな人間性や社会性」を育てるためには、子供たち同士の遊びを通してのふれあいが必要である。しかし、核家族化や少子化、塾通いや習い事など、子供たちを取り巻く環境の変化により、その機会は減少している。

また、子供たちの遊びそのものの変化や遊びに対する意識や嗜好の変化も、外遊びや子供同士の縦集団による遊びを減少させている。

わんぱくタイムの成果

アンケート調査の結果より

思いやりの心が育つ

  • 教師
    • 日常的に触れ合うことで、小さい子の非力さや話がすぐにはわからないことを、頭で理解するのではなく、肌で感じている。だから、小さい者、弱い者に対する思いやりが生まれてくる。自然と小さい子への話し方や接し方がわかってくる。6年生だけでなく、他学年も下学年を思いやれるのは日常的に触れ合っているからである。
  • 児童
    • 1年生から6年生までが、なかよく楽しく遊べる。
    • 高学年は、下の子の面倒を見て、良い感じになる。
    • わんぱく班のみんなが自然となかよくできている。
  • 保護者
    • 低学年の頃は高学年に面倒を見てもらい、成長した後は低学年の子を見ることで、自然と責任感・思いやりが身に付くように感じる。
    • 異年齢の子供たちが遊ぶことで、高学年は低学年に対し優しくし、低学年は優しくされたことで、自分達も高学年になった時に思いやりのある子に成長していると思う。
    • わんぱく班があることで、学校以外の公園やスーパーなどで会った時に、上級生が声を掛けたり、下級生が「○○ちゃんだ」と呼びかけたりすることがある。丸山小の子供たちは、下級生は上級生にあこがれ、上級生は下級生に思いやり・優しさを伝えていっていると思う。

リーダー性が育つ

  • 教師
    • 代表委員にも活躍の場があるように、エネルギーをたくさん持っている優等生タイプではない子(ガキ大将、やんちゃ坊主)の活躍する場がある。
    • 生徒指導上の問題が、少なくなっている。5, 6年生でいわゆる“荒れた子”がいない。
    • わんぱくタイムの活動の積み重ねにより、温かい心が育っていることや、いつも「自分の班の下学年から見られている。変なことはできない。手本とならなければ。」という気持ちが高いからだと思う。
  • 児童
    • わんぱく委員になって、みんなをまとめられるようになった。
    • リーダーとして力をつけた。

社会性が身に付く

  • 教師
    • 遊びを通してルールを守ることの大切さを理解し、守らないと楽しく遊べないことを知る。
  • 児童
    • 自分の仕事に対して、責任を持ってできるようになった。
    • 責任を持って行動できるようになった。
  • 保護者
    • 社会的にも問題になっている人間関係の築き方を、丸小の子供たちはわんぱくタイムを通して学んでいると思う。わんぱくタイムという活動は子供の縦社会を知るためや、弱者を助けるという思いやりを育てるためにも大切だと思う。

自主性、主体性が育つ

  • 教師
    • 自分達で新しい遊びを考え、教え、改良を加えていくので、教師の指導が少ない。
    • 毎日、上級生のやることを見ているので、教師が教えなくても自ら進んで活動できる。
  • 児童
    • みんなの先頭に立って、一生懸命がんばる大切さがわかった。

特別活動、生徒指導及び体力の向上でのプラスの側面がある

コミュニケーション能力が向上する