※このイベントは終了しました【~3/1】“文明開化”の時代に描かれた浮世絵をみてみませんか?

更新日:令和2(2020)年3月6日(金曜日)

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※この記事はバックナンバーです。「令和元年度船橋市図書館所蔵資料展「明治の浮世絵~浮世絵も文明開化の音がする~」」は終了いたしました。

菱川師宣の「見返り美人」や歌川広重の「東海道五十三次」……“浮世絵”といえば、日本独特の絵画であり、あのゴッホやゴーギャンなど海外の絵師たちにも影響を与えたことで知られていますよね。実は、浮世絵で有名なのはほとんどが「江戸時代の」作品。では、「明治時代の」浮世絵をご存じですか?

明治時代は「散切り頭を叩いてみれば、文明開化の音がする」という言葉に象徴されるように、日本に近代化の波が押し寄せました。“明治期”の浮世絵は、この“激動の時代”ならではの魅力を楽しめるんです。

そんな“明治期”の浮世絵を間近で楽しめる資料展が、3月1日まで市民ギャラリーで開催されています!

700点以上の中からピックアップされた浮世絵たち

今回展示する浮世絵は、市で保管している所蔵資料。船橋市西図書館では、房総に関する古文書・浮世絵など多くの資料を所蔵しています。所蔵されている浮世絵は、なんと約700点!

今回は所蔵されている約700点の中から、“明治期”に描かれた浮世絵約40点を集め展示する特別展です。

ひしひしと伝わってくる“明治”の空気

明治時代の浮世絵は、社会情勢を反映した作品が多く作られています。文明開化により変貌する都市の変化を描いた“開化絵”や、戦争を取材し生々しく描いた“戦争絵”、そして、新聞に掲載された記事を元に、事件の一場面を、多色摺りの浮世絵である「錦絵」で描く“錦絵新聞”。
美人画や役者絵などが多くを占めた江戸時代のものとは趣の異なる浮世絵の魅力をお楽しみいただけますよ。

このページでは、今回の資料展で展示される作品をちょっとだけつまみ食い!

 
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「横浜異人館之図」 歌川芳員 慶応2(1866)年
幕末の新開港地「横浜」を描いた横浜浮世絵。和装の人々に混じり、洋装の人々の様子も垣間見えます。江戸錦絵から明治錦絵への接合点に位置するもので、この頃から、文明開化の風俗を描いた“開化絵”の要素を持つ浮世絵が描かれ始めます。幕末から明治を繋ぐ浮世絵です。

 
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「下総国習志野原大調練天覧之図」 歌川国輝 明治7(1874)年
習志野原での、明治天皇の御野立所(貴人、主に天皇の休憩所)前に展開する演習、狩猟などの光景を想像で描いており、中央の塚上が明治天皇の御座所です。
現在の習志野台一帯はかつて小金原もしくは大和田原といわれ、明治初期から昭和20(1945)年まで陸軍の演習場でした。明治6(1873)年4月29日、明治天皇は西郷隆盛、篠原国幹ほか多数を従え行幸。30日には近衛兵の演習が行われ、直後に天皇の名で「習志野ノ原」と命名されました。
後に「習志野地名発祥の地 附 明治天皇駐蹕之処の碑」が明治天皇の幕舎跡(現在の習志野台4丁目のみゆき町会館付近)に建てられ、現在は船橋市郷土資料館敷地内に移転されています。

 

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「両国橋 大川端」 歌川広重(三代) 明治12(1879)年
両国橋が「西洋型木橋」に架け替えられています。その橋の上を行き交うのは人力車や洋装の人物。明治期の西洋化する東京の様子をうかがうことができます。 

 

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「東京日々新聞 千弐百拾号」 歌川芳幾 明治
文明開化の象徴的存在である「新聞」に錦絵を合体させた“錦絵新聞”。内容は現在の三面記事や写真週刊誌で扱う事件など。開化期の民衆心理や風俗についての資料ともいえます。

 

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「大日本帝国万々歳 平壌激戦大勝図」 水野年方 明治27(1894)年
日清戦争の様子を描く戦争版画。“戦争絵”として、報道的な役割を果たす浮世絵が作られました。

 

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「本能寺焼討之図」 歌川延一 明治
歴史や説話を主題とした“歴史絵”。江戸時代の伝統的な図柄に制約を受けず、演劇的な面白さを備えた画面構成で描かれています。

 

このほかにも数多くの作品が、100年の時を超え皆さんのご来場をお待ちしていますよ!

令和元年度船橋市図書館所蔵資料展「明治の浮世絵~浮世絵も文明開化の音がする~」

日程

令和2(2020)年2月25日(火曜日)~3月1日(日曜日)

時間

午前10時~午後7時(3月1日は午後5時まで)

場所

市民ギャラリー(船橋市本町2-1-1船橋スクエア21ビル 3階)

料金

無料

アクセス

JR船橋駅から徒歩約7分、または京成本線船橋駅から徒歩約5分

問い合わせ

船橋市西図書館 電話047-431-4385(受付時間:平日9:30~20:00、土日祝休日9:30~17:00)

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