夏見台遺跡(57)

更新日:平成28(2016)年2月20日(土曜日)

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夏見台遺跡(57)はJR船橋駅の北方約2kmの台地上、北本町と境を接する台地の西縁沿いに存在します。調査は平成25年7月1日から8月8日までの約1ヵ月間行われました。調査面積は338.06平方メートルです。調査の結果、古墳時代後期の竪穴住居跡1軒、奈良時代の竪穴住居跡1軒とピットとよばれる小穴が36基発見され、古墳時代から古代にかけてのムラがこの付近にも広がっていたことが確認されました。古墳時代の住居跡ではカマドの周辺から長胴甕(ちょうどうがめ)・甑(こしき)と甑の口縁部内に杯が3点入れ子状に重なった状態で蓋のように伏せた状態で入って見つかりました。この他、奈良時代の住居跡からは滑石で作られた鏃形品(ぞくがたひん)が見つかっています。

夏見台(57)古墳時代住居跡
古墳時代竪穴住居跡

夏見台(57)古墳時代遺物
古墳時代竪穴住居跡出土遺物(左:甑、右:長胴甕)

夏見台(57)奈良時代住居跡
奈良時代竪穴住居跡

夏見台(57)奈良時代遺物
奈良時代竪穴住居跡出土遺物

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