テキスト版広報ふなばし 平成29年5月27日号 船橋市一般廃棄物処理基本計画特集号

更新日:平成29(2017)年12月5日(火曜日)

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目次

1面 船橋市一般廃棄物処理基本計画を策定
計画書が閲覧できます
2・3面 ごみ事情と課題
循環型社会の実現に向けた6つの計画
「ごみの減量及び資源化に向けた市民意見交換会」を開催
皆さんの使用済み小型家電が東京五輪のメダルに!
4面 ごみ減量に向けた7つの取り組み ふなばしチャレンジ7プロジェクト
学ぼう! 楽しもう! ふなばしメグスパ ふなばしメグプラ(北部清掃工場)
「クリーン船橋530(ごみゼロ)の日」を開催します

1面

ごみを減らして循環型社会の実現を 船橋市一般廃棄物処理基本計画を策定

〈問合せ〉資源循環課 電話番号436-2433

 地球規模では温室効果ガスの増加や天然資源の枯渇、国内では災害廃棄物の処理などが社会問題となっています。また、本市は最終処分(埋立地)を県外に依存しているといった課題があります。私たちが安心で快適な暮らしを続けるためには、生活から発生する「ごみ」を減らしていく必要があります。

 このため、『ふなばしチャレンジ7プロジェクト』(4面参照)の取り組みによる環境負荷の少ない循環型社会の実現に向けて、一般廃棄物処理基本計画を平成29年2月に策定しました。

 市では今年4月に新北部清掃工場が稼働開始し、旧清掃工場の6倍の能力の高効率発電により、清掃工場と余熱利用施設両施設の電力をまかない、余った電力は売電により年間約5億円の収益を見込んでいます。また、平成32年度の稼働を目指して南部清掃工場の建設にも着手しました。

 市民および事業者の皆さんと行政がともに取り組み、協力しあうことで、豊かなまちづくりに欠かすことのできない循環型社会の実現を目指します。

循環型社会を実現するための3つの基本方針

方針1

リデュースReduce(発生抑制)・リユースReuse(再使用)の2R※を優先した社会を目指す

※着実に取り組みが進んでいる廃棄物のリサイクルよりも、優先順位が高い2Rがより進む社会を目指します

方針2

市民、事業者、行政のパートナーシップによって循環型社会を実現する

方針3

安心、安全を優先しながら、経済性を考慮した廃棄物処理のしくみを構築する

平成33年度までの目標(3面参照)

  1. ごみの総排出量を 7パーセント削減
  2. 1人1日あたりごみ量を 70グラム削減
  3. リサイクル率を 7パーセント増加
  4. 最終処分量を 70パーセント(30パーセント削減)

計画書が閲覧できます

市役所11階行政資料室、市役所4階資源循環課、各図書館、市ホームページでも閲覧できます。

2・3面

ごみ事情と課題

数値は27年度実績

1 市内に埋め立てできる土地はありません

焼却灰の発生量は2万2000トン

 可燃ごみは燃やした後に灰が発生するので、埋め立てまたは資源化をする必要があります。
 27年度は可燃ごみ約16万8000トンを焼却し、焼却灰は年間約2万2000トン発生しました。

焼却灰を東北地方の埋立処分場へ1万4000トン

 市内に埋立処分場がないため、焼却灰を8000トン資源化し、残りの1万4000トンを東北地方の埋立処分場に6億2400万円をかけ、埋め立てしました。
 船橋市から350~700キロメートル離れた東北地方の埋立処分場まで、1日約3台のトラックで運んで処分しています。
 埋立処分場の確保は大きな課題であり、限りある埋立処分場の負荷を軽減するため、ごみを減らす必要があります。

埋立処分場の負荷を軽減することが必要です!

[キャプション]焼却灰を清掃工場から搬出する12トントラック
[キャプション]東北地方の埋立処分場

2 市全体のごみ処理費用は年間73億円

家庭から出る可燃ごみの処理経費は45億円

 全体のごみ処理経費は約73億円で、そのうち家庭から出る可燃ごみ(約12万トン)を約45億円の経費をかけて処理しています。45リットル分のごみを処理するには約200円の経費がかかっていることになります。

1人1日70グラム削減すると年間6億円の削減

 1人1日70グラム(中サイズの卵1個分)削減すると年間約6億円の経費削減効果があります。
 また、老朽化した北部・南部清掃工場の建て替え工事には約415億円の費用がかかり、この建て替え工事のために借り入れした地方債(約220億円)の返済、新たなごみ出し支援サービス実施などのために、経費削減を進めていく必要があります。

経費を削減することが必要です!

家庭から出るごみ処理経費の内訳

総額 約45億円

収集費用 20.6億円

焼却費用 16.1億円

資源化費用 3.5億円

埋立費用 4.5億円

3 家庭から出る可燃ごみが近隣都市と比較して多い

1人1日あたりの排出量は40~60グラム多い

 家庭から出る可燃ごみ1人1日あたりの排出量は523グラム(自己搬入分を含まない)です。分別区分は異なりますが、千葉県平均465グラム、中核市平均481グラムと比較すると、約40~60グラム多い状況です(26年度一般廃棄物処理実態調査結果)。

紙類と生ごみの減量が効果的

 家庭から出る可燃ごみの種類別割合を見ると紙類(27.6パーセント)および生ごみ(34.6パーセント)が多い傾向にあることから、この2つの減量を進める必要があります。
 資源化できる紙類(14.6パーセント)のうち、半分を資源化することで、約9000トンの減量、3億3000万円の経費削減効果が見込めます。(減量の取り組みは4面へ)

家庭から出る可燃ごみの減量が必要です!

家庭から出る可燃ごみの種類別割合(夏期)

生ごみ 34.6パーセント

資源化できる紙類 14.6パーセント
(内訳)

  •  雑がみ 3パーセント
  •  新聞紙 4.1パーセント
  •  雑誌 2.2パーセント
  •  ダンボール 0.8パーセント
  •  紙パック 0.5パーセント
  •  包装紙・紙袋等 4パーセント

その他再生できない紙類 13パーセント

古着等 2.7パーセント

草木類 18.6パーセント

プラスチック類 15.2パーセント

その他(ゴムなど) 1.3パーセント

循環型社会の実現に向けた6つの計画

循環型社会実現に向けたステップアップ

リデュース・リユース計画

  • ごみ減量のための食品ロス対策
  • フリーマーケットやリユースショップの情報提供
  • 減量、資源化取組事業者認定制度の確立

収集・運搬計画

  • 家庭系可燃ごみの収集回数の見直し
  • 高齢者・障害者へのふれあい収集事業の実施
  • 家庭系可燃ごみ収集運搬委託の見直し
  • 家庭系ごみ有料化の検討
  • 事業系ごみ収集運搬業者の育成
市民の皆さんの理解のうえ、先行して実施を検討する事業
家庭から出る可燃ごみの収集回数の見直し

 市の家庭から出る可燃ごみの収集を週3回から、週2回に見直すことにより、ごみの減量および資源化に対する市民意識の高まりや環境負荷の低減などが期待できます。全国的に見ても、家庭から出る可燃ごみ1人1日あたりの排出量が同じ程度の自治体では、80パーセントが週2回の収集で、関東圏の政令市・中核市では、本市以外はすべて実施しています。
 今後、市では市民の皆さんの理解を得てから、家庭から出る可燃ごみの収集回数の見直しについて検討を行います。

ふれあい収集事業

 市内におけるひとり暮らしの高齢者は、26年度の3万3000人から37年度には4万7000人(ひとり暮らし率30パーセント)となる予測(第7次高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画)から、高齢者・障害者世帯へのごみ出し支援は重要度を増すと考えられます。
 ごみ収集ステーションまでごみを出すことが困難な要介護者等を対象に、ごみ出し支援サービス(ふれあい収集事業)の実施に向けて、実証事業を行っています。

ごみの減量状況等により、実施を検討する事業
家庭系ごみ有料化

 「有料化」にはごみ処理費用の一部をごみ袋の料金に上乗せし、ごみを出す人自身が負担する仕組みなどがあります。
 「有料化」はごみ減量化の手段のひとつとして、他市でも定着しつつありますが、今後、市では他施策の効果を踏まえたうえで引き続き検討します。

広報・啓発計画

  • ごみ減量・資源化の情報提供の充実
  • スマートフォン等を活用したごみ分別の普及啓発
  • 環境教育の推進

資源化計画

  • 小型家電回収の促進
  • 店頭回収の促進
  • 事業系古紙の分別の促進
  • 家庭系剪定枝の資源化の推進
  • 有価物回収の促進

処理・処分計画

  • 新施設の適正な運営と維持管理の継続
  • 焼却灰の安定した最終処分、資源化先の確保
  • 焼却残渣等の資源化拡大

安心・安全・安定した処理計画

  • 災害廃棄物仮置場の確保と広域支援体制の確立
  • 災害廃棄物処理計画の策定
  • 強靭なごみ処理システムの推進

数値目標

項目 基準年度(平成27年度) 中間目標年度(平成33年度) 目標年度(平成38年度)
(1)総排出量 208,923トン 194,300トン 183,850トン
 27年度比 --- -7パーセント -12パーセント
(2)1人1日あたり 家庭系ごみ排出量 567グラム 497グラム 427グラム
 27年度比 --- -70グラム -140グラム
(3)リサイクル率 19.6パーセント 27パーセント 34パーセント
(焼却灰を含まない) 13.3パーセント 20パーセント 27パーセント
 27年度比 --- +7パーセント +14パーセント
(4)最終処分量 14,264トン 10,000トン 7,000トン
 27年度比 --- 約70パーセント 約50パーセント

 

「ごみの減量及び資源化に向けた市民意見交換会」を開催

 今後の市のごみ事情と課題、家庭系可燃ごみの収集回数の見直し、ふれあい収集事業など、皆さんの地域で意見交換会を開催します。

 参加は自由です。どうぞお気軽にお越しください。

 

日程 時間 会場 定員
7月2日(日曜日) 午前9時30分~11時 北部公民館 第2集会室 40人
7月8日(土曜日) 午後3時30分~5時 高根台公民館 講堂 50人
7月23日(日曜日) 午前9時30分~11時 東部公民館 第2・3集会室 50人
7月26日(水曜日) 午後6時30分~8時 中央公民館 第6・7集会室 30人
7月30日(日曜日) 午前9時30分~11時 西部公民館 第1・2集会室 50人

皆さんの使用済み小型家電が東京五輪のメダルに!

 市は、東京2020組織委員会が主催する東京オリンピック・パラリンピックの約5000個の金・銀・銅メダルを、全国各地で集めた携帯電話や小型家電から抽出したリサイクル金属でつくるプロジェクトに参加します。

 6月1日からご家庭で不要になった小型家電を回収ボックスへ出していただくことで、皆さんの想いがこもったメダルがアスリートに届きます。

6月10日(土曜日)に中央公民館で開催する「ふなばし環境フェア」でも回収を行います。携帯電話等はデータを消去し、バッテリーを外してお持ちください。

回収場所 

市役所1階、船橋駅前総合窓口センター(フェイスビル5階)、北部清掃工場、公民館(浜町、宮本、東部、三田、薬円台、法典、葛飾、北部、海老が作、高根台、夏見)、東・北図書館

4面

ごみ減量に向けた7つの取り組み ふなばしチャレンジ7プロジェクト

目標も取り組みも「7」がキーワード ※1面参照

1「雑がみ」は「有価物回収」へ!

 有価物でリサイクルできる雑がみが可燃ごみとして捨てられています。紙製容器包装マークのある紙の箱などは紙袋へ入れて紙ひもでしばるか、雑誌やカタログにはさんで有価物回収の日に出してください。

雑がみとは
  • お菓子などの紙箱(ビニールは取る)
  • 封筒(窓付きの場合、ビニールは取る)
  • 紙袋(持ち手が紙でない場合は取る)
  • コピー用紙
  • ティッシュの箱(ビニールは取る)
  • ハガキ
  • トイレットペーパーの芯

[キャプション]リサイクルできる紙の箱などには紙製容器包装マークがついています

雑がみは紙袋に入れて、紙ひもでしばってください

再生できないもの
  • 汚れた紙類
  • 写真
  • アルバム
  • 防水加工紙(ビニールコートされた紙、油紙など)
  • 感光紙
  • 感熱紙
  • 感熱発泡紙
  • カーボン紙
  • アルミコートされた紙(ジュースの紙パック、カップ麺のふたなど)
  • ワックス加工紙(紙コップ、アイスクリームのカップなど)
  • アイロンプリント、縫製用型紙

2 生ごみの水切りを!

 水切りをすると約10パーセントを減量できます。生ごみはギュッとしぼってから捨てましょう。
 生ごみの水分は悪臭を発生させ、カラスや猫にごみ袋を荒らされる原因になります。

3 毎月7のつく日は冷蔵庫の中身の整理を!

 毎月7日・17日・27日は冷蔵庫の中に消費期限が切れそうな食品がないか確認し、食品を無駄にしないようにしましょう。

4 外食の食べ残しをなくす!

 宴会などでは最初の30分と最後の10分は食事に集中し、食べ残しを減らしましょう。小盛りを頼んだり、お店に確認して持ち帰りも利用しましょう。

5 マイバッグ、マイボトル、マイ箸を使う!

 レジ袋はLサイズで1枚7グラムあります。マイバッグを使うなど、1人1日1枚減らすだけで、年間約1600トンのごみが削減できます。ごみ減量や地球温暖化防止に向けてマイバッグ、マイボトル、マイ箸を持参して、ごみを減らしましょう。

6 小型家電は回収ボックスへ!

 小型家電は、不燃ごみとしてではなく小型家電回収ボックスに出すことで、希少価値の高い金属をリサイクルすることができます。ぜひ回収ボックス(3面参照)を利用しましょう。

7 事業者は有価物の分別を!

 事業系可燃ごみにおける有価物(紙類)の混入割合は18.45パーセントです。混ぜればごみでも、分別すれば資源です。家庭だけでなく職場でも分別を意識し、ごみを減らしましょう。

学ぼう! 楽しもう! ふなばしメグスパ ふなばしメグプラ(北部清掃工場)

ふなばしメグスパ(余熱利用施設)

ごみ処理で発生する熱エネルギーを有効活用!

〈営業時間〉午前9時~午後9時

〈休館日〉(月曜日)※(祝日)(休)の場合は翌平日、年末年始

〈所在地〉大神保町1356番地3

〈問合せ〉メグスパ 電話番号457-5151

〈料金〉

温浴施設・健康浴施設

区分 料金(1回) 回数券(6回分)
一般 500円 2500円
小中学生 250円 1250円
65歳以上 400円 2000円

利用できる施設

大浴場、歩行浴プール、トレーニングルーム、娯楽室、フリースペース、休憩コーナー、更衣室

 

  • 小学校就学前の幼児は無料です。
  • 障害者とその介助者は半額です(10円未満切捨)。身体障害者手帳、療育手帳または精神障害者保健福祉手帳を受付にご提示ください。
  • 有料プログラム(アクアフィットネス、水中ウオーキング、スイミング等)は別途料金をいただきます。

ふなばしメグプラ(北部清掃工場)

〈受付時間〉午前9時~正午、午後1時~5時

〈休業日〉(日曜日)、年末年始
〈所在地〉大神保町1360番地1
〈問合せ〉北部清掃工場 電話番号457-5341 

工場に自己搬入できるごみの種類

〈家庭系ごみ〉可燃ごみ、粗大ごみ(可燃性・不燃性)

〈事業系ごみ〉可燃ごみ、粗大ごみ(可燃性)

清掃工場内の見学を受け付けています

〈見学日時〉(月曜日)~(金曜日)午前9時~午後4時※(火曜日)(木曜日)の午前は除く

〈申込み〉北部清掃工場ホームページ www.fes.ebara.com/tour/

 電話 電話番号457-5341でも申し込み可 

「クリーン船橋530(ごみゼロ)の日」を開催します

  家庭にあるポリ袋などに、自宅から小学校までの道端のごみや空き缶、たばこの吸い殻などを拾い、小学校内の臨時集積所までお持ちください。

〈日時〉5月28日(日曜日)午前9時~11時

〈問合せ〉クリーン推進課 電話番号436-2434

※当日午前9時から、金杉小学校で開会セレモニーを行います

このページについてのご意見・お問い合わせ

広報課

〒273-8501千葉県船橋市湊町2-10-25

受付時間:午前9時から午後5時まで 休業日:土曜日・日曜日・祝休日・12月29日から1月3日